大和但馬屋日記

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今更甘ブリ

レコーダーのHDDを整理すべく未見の「甘城ブリリアントパーク」を觀始めたが、どうも氣持が入らない。やる氣のなさが蔓延してゐる小集團を奮起させる話といふのは一種のテンプレである。そしてテンプレであるが故にちやんと面白く作るのは難しいのではないか。何だかその邊を甘く見積つて作り始めたためにスタジオと原作者の實力を出しきれてゐない感じがする。
見失つたり空回つてゐる「場のやる氣」を主人公が持てる才覺でもつて纏めてゆく話ならまだ觀られもするが、とりあへずこんな遊園地潰れてしまへとしか思へないし、主人公がその復興に手を貸す動機もよく見えてこない。どこから面白くなるのだらう。