大和但馬屋日記

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「甘ブリ」續きと歸省

甘城ブリリアントパーク」を最後まで觀たが、小手先の技術だけで作られた退窟な話とそれなりに上質な繪に付合はされただけだつた。電話應對してゐる姫さんが可愛いとか、さういふレベルでは「流石京アニ」としか言ひ樣がないが、さういふレベルにしか良い処なし。總じてつまらぬ。AT-Xで遅れて始まるまでは何となく面白さうで楽しみにしてゐたので、當てが外れて殘念だつた。
さて、自轉車を擔いで電車に乘る。新快速で大津まで出てから大阪まで眞直ぐ走つた。逢坂山を越えて追分の邊りから醍醐方面に拔ける。道はそんなに大きくないが走り易い。
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松井から片町線沿ひの津田まで走つたが、このバス通りは高校時分にはバスが通るくらゐだから大きな通りだと思つてゐたのに想像以上に狹苦しかつた。ランディオーネで通學してゐた高校生の自分と東京でMTBを乘囘してからの自分には見えてゐるものが全然違ふ。あの頃は歩道を走つてゐたし、十キロも走れば大冒險だつた。
出身高校の前を通つて家へ。昔は三十分くらゐ掛つてゐたが今なら二十分程度。自轉車のスペックの違ひよりも體と意識の違ひだと思ふ。その意識が家の近くで緩んでしまひ、普段なら行かない路肩に入つたせゐで鐵板の縁にタイヤをとられて派手に轉んでしまつた。どこでも知らない道のつもりできちんと車道の左側を走る。これだけで自轉車の事故の多くは防がれる筈だと再認識した。