大和但馬屋日記

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スプラトゥーン」第二回フェス。前回と基本的には同じだが、前回は朝食にごはん派かパン派かでチーム分けされた結果、多数派となったごはん派のマッチングに多大な支障が出るといふトラブルがあり、今回はそこに対策が取られた。要は多数派が少数派の対戦相手を取合ふ形になつてあぶれた多数派が待たされる一方となつたのが問題なので、相手の居ない多数派同士でも対戦できる様になつた訣だ。普段は八人でマッチングした部屋の中で四人づつのチームにランダムに振分けられるのだが、フェス中は部屋内が両派閥で固定されるのでマッチング部屋から退出しない限りずつと同じメンバーのチームで戦ふことができる。
一回目のフェスは対戦相手が見つからず部屋がタイムアウトしてしまふので、多数派はチームの維持が全く不可能となり、「普段より待ち時間が長いだけ」といふ理不尽さを強いられてゐた訣だが、今回はさういふことがなくなつた。自分は前回はごはん派、今回は赤いきつね派と、計らずも多数派にばかり与することになつてしまつたが、今回は前回の様なストしスを感じることなく順調に遊ぶことができた。
フェスの称号を順調に上げていく途中、あるタイミングで組まれたチームが良い感じだつた。ブキがスプラローラーコラボ、パブロ、デュアルスイーパー、そして俺のホットブラスターカスタムとバランスが取れてゐて、何より暗黙の意志の疎通が上手くとれて各々のブキの役割分担がピッタリと機能した。このゲーム、ボイスチャットやメッセージの送受信が基本的に無い上にマッチングもランダムだからあれこれ指示を出して連携を取ることはできない。さういふシステムだから、普段でも大体勝つたゲームの部屋には居残つて、負けたゲームの部屋からは退出して次のマッチングに賭けるといふのが定石になつてゐる。敗因が明らかに自分なら恥かしくて出て行くしかないし、自分以外ならそのチームに居ても仕方ないからだ。特にチーム固定となるフェスにおいては良いパートナーは得難い財産となる。勝てば暫くそのチームに残つて様子を見ることになるが、このチームは特に「いい」と思へた。それは他のメンバーも同様だったらしく、一戦終へる毎に一瞬で四人が再集結して次戦に臨むといふことが続いた。十数戦して負けたのはただの一度だけ、その敗因もすぐに把握して次はきつちり対策できるといふ、素晴しい一体感を味はへた。
バトル開始の初動から前線構築そこかち各自展開して各個撃破までの動きが数戦で完成してしまつた。これは楽しい。実に楽しい。そんなに楽しいチームだつたのに、残念ながら回戦不調で落ちてしまつた。でもこのチームの御蔭で短時間で最高の称号「えいえんの赤いきつねガール」を獲得できた。成程、前回もパン派はかういふ楽しみを味はつてゐた訣か。

最後にmiiverseに一枚投稿して寝た。広場正面の一番大きいバナーに自分の絵が出て「お」と思つたがこれ、自分が投稿したのが必ず自分の画面の中央に出る様になつてるだけだな。うまい仕組だと思ふ。他の投稿してない人や相手陣営の画面には出てゐるかもしれない訣だしね。