大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

四駆とミッドシップと私

ニュルAクラスに取憑かれぱなし。
スープラに飽きてきたので「N+」R34 Nürを仕上げる作業に移行。ニュルの名を持つこいつは、しかし碌に走れやしない。どうやつたら曲るのかと。またセットアップ地獄。
そこそこ思ひ通りに動くセットが出たところで自分の腕をチューニング。四駆の走らせ方つてどうなのよ。
クラッシュにクラッシュを重ねてどうにか見えてきたのは、「FRの方が四駆より運転が難しい」なんてのはただの思ひ込みにすぎないといふこと。ちやんとした足のFRほど運転し易い自動車はない。
四駆は、たしかにコーナーの脱出でアクセルに気を遣ふ必要はない。ベタ踏みでグングン立上つてくれる。但しそれは、コーナーに正しい姿勢とスピードで進入できた後の話だ。そして、その正しい姿勢とスピードの許容幅が、FRのそれよりも随分と狭い。少しでも読みが甘いとアンダーが出てコントロール不能になり壁の餌食となる。コーナーのアプローチの難しさはバイパーの比ではない。
一方、四駆のメリットといへばトラクションであり、後半の山登り区間で他の方式ならスピードが頭打ちになるところをどこまでも加速していくのが楽しい。
四駆の次はミッドシップでも、と考へつつフレンドランキングを見たらMR2GTで頑張つた痕跡を見つけたので自分もそれで。
しかし、MR2てこんなに運転しにくい車だっけ? と首を傾げる羽目に。元がCクラスだけに、Aクラスへのグレードアップは著しくバランスを欠いてゐるものと思はれた。何といふか、ハンドルを切る行為そのものが怖い。
セッティングの末に何とか手懐けたものの、高速コーナーの恐怖は未だ解消できてゐない。あと、自分がどれだけForzaエアロ頼りの走りとセッティングであるかを思ひ知らされて絶望。Bクラスまでならともかく、AクラスのMR2ダウンフォースで抑へこまないとどうにもならん。
走り方もやはり厄介で、ブレーキもアクセルもハンドルも努めて繊細に操らなくてはならない。どこかに過度の入力があるとそれで終り。とてもタイムなど出せなかつた。
運転を自動車との対話とするならば、FRはボケとツッコミの応酬。読み間違ふと明後日の方向に行つてしまふが、相方との呼吸である程度はコントロールできる。息が合ふと思ひ通りに操れる。
四駆はブン殴つて言ふことを聞かせる感じ。ガツンと決めれば素直に言ふことを聞く。しかしガツンと決まらず臍を曲げられてしまふと言ふことを聞かずに引き擦られて行つてしまふ。後のフォローが効かない。
MRは、「だつてそつちに行けと言つたぢやん」とばかりに逐語的に言ふことを聞いてしまふタイプ。さうぢやなくて、道なりに走れと言つてんですけど、一から十まで説明してやらんとわかりやがらないんですかアホの子ですかお前さんは、とこちらがキレるとスネて後ろ向いて止つてしまふ。どうにも扱ひに困る。
なんて、自動車を人間に喩へ始めると何だか色々ヤバい感じだけど(まして実車ではなくゲームの仮想自動車でな)、さういふエンスがかつた真似のひとつもしたくなるんだよな、「Forza2」やつてると。