大和但馬屋日記

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イタリアGP決勝

AT-X番宣部長にはらみー出演。大阪人アピールの爲に着てゐる服の安さ自慢を始めたので貴音ではなくやよいになつてる。

sd Quattro Hの性能テストと操作の慣熟の爲に自轉車で空港へ出掛けた。

イタリアGP、スタート直後にアクシデント發生。後方での接觸でハートレイが脱落、そしてロッジアのシケインでハミルトンとベッテルが接觸した。これらによるデブリの除去の爲にセーフティカー導入。ハミルトンに當つてスピンしたベッテルは最後尾近くに落ちた。

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四周目の再スタ一トで駈引きに失敗したライコネンはハミルトンに頭を取られてしまつたものの、すぐに自力で拔き返して先頭を守つた。ベッテルとハミルトンの接觸については審議の結果ペナルティなしとなつた。

後方から追上げるリキアルドとベッテルの前ではルクレールとガスリーがバトルしてゐて、これを拔きあぐねる間にリキアルドはベッテルに拔かれてしまつた。リキアルドとしてはガスリーにサボートして欲しかったのだらうが、來年リキアルドのシートに座るのが他ならぬガスリーである。讓るどころかホイール同士の接觸も辭さない勢ひで抵抗してみせて、セカンドチームらしい振舞ひなど一度もしなかつた。その意氣や良し。

そろそろタイヤ交換のウインドウに差掛かり、メルセデスが先に動きを見せた。これにフェラーリが反應してライコネンをピットに入れたのを見届けて、メルセデスは撤收。ブラフが見事に決つた。

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二十五周目にリキアルドのパワーユニットがブロー。絶妙すぎるタイミングだが、SC*1にもVSC*2にもならず。イタリアだから空氣を讀んだか。

ハミルトンは雨を待つてコースに長く留まり續けたが、セーフティカーの當ても外れてピットイン。ライコネンが前に出る。しかし先頭にはまだボッタスが居て、絶妙な遅さでライコネンの蓋となり、ハミルトンをサポート。これがチームプレイだ。

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これが效を奏してハミルトンが再びトップに。ブラフに引掛つたライコネンはもうタイヤも殘つてをらず、チームから「縁石を使ふな」と釘まで刺される始末。勿論それに從ふライコネンではない。それでも差は開く一方で、ハミルトンがまたも優勝を決めた。

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フェラーリは速かつた。ただ速いだけだつた。對するメルセデスは強かつた。メルセデスの仕掛けた罠にまんまと嵌つて、速いマシンを速く走らせられなくされた。レースだけを振返ればさういふことになるが、ちよつと違ふよな。

敗因はベッテルにポールを獲らせられなかつたこと、それしかない。先頭から逃げ切れる展開に持込めれば勝つてゐた。ベッテルはさういふ奴だ。それに失敗した時點で手網はメルセデスが握つてたんだ。

*1:セーフティカー

*2:バーチャルセーフティカー