數日前に亡くなつた元フェラーリCEOのマルキオンネ氏への黙禱で始まるハンガリーGP、グリッド順は決つてもタイヤの選択が不明のまま。
そして、「ジャーン」とばかりに發表。
存外に割れたな。そしてかういふ時、べッテルの選んだ方が負けるに決つてる。俺は詳しいんだ。
固い方のソフトタイヤでスタートしたベッテルはそれでも蹴出しに優るウルトラソフト勢を相手に順位を上げた。ルクレールがフォースインディア二壹に挾まれて行き場をなくしクラッシュ、リタイア。リキアルドはエリクソンと接觸してダメージ。
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まだ序盤なのにフェルスタッペンがパワーユニットのトラブルでリタイア。バーチャルセーフティカーとなる。VSC中にエリクソンがミディアムタイヤに交換。
ライコネンはエンジニアと口論してゐる。メカニックがドリンクボトルにチューブを繋ぐのを忘れて、ボタンを押してもドリンクが飲めないらしい。酷い凡ミスだ。
二度のタイヤ交換を終へて終盤にウルトラソフトを持って來たべッテル。しかし自己べストのタイムを出してもソフトタイヤのメルセデスよりタイムが惡い。もう詰んだのか。
バンドールンがストップしてまたVSCとなるも上位陣は動かず。しかしボッタスにはこれが災ひした樣で、その後のペースが全く伸びない。べッテルに拔かれ、リキアルドにも捕まつた。アウトから被せるリキアルドに對してボッタスは停まりきれず横腹にヒット。リキアルドのバージボードが破損して審議對象となる。しかしリキアルドは審議など待たず、最終ラップに自カで見事ボッタスを拔き直した。御見事。
最終結果。ボッタスが崩れた御蔭でフェラーリの結果はさう見劣りするものでもなくなり、弔ひ合戰の面目を保つた。
これからF1は夏休みに入る。