豫選Q1でフェルスタッペンがクラッシュ。
Q2には進んだものの勿論走れない。これにアロンソのアタックが潰されてQ1落ちの危機、しかしグロージャンと全く同タイムで先着順でQ1突破。なかなか珍
Q2・Q3結果も。ライコネンがずつとQ3のトップに居たのに最後はベッテルが持って行つた。ハミルトンは奮はず、しかもギアボックス交換で五グリッド降格となる。
決勝、Q3勢はハミルトン以外スーパーソフト。それ以外は概ねソフトタイヤを選択。
スタートでライコネンが出遅れボッタスが二番手に浮上。二周目にフェルスタッペンのタイヤがハミルトンとの接觸でバーストして最後尾に脱落した。一方リキアルドがマシントラブルでストップ、この爲にVSCが發動。レース再開後にはフェルスタッペンも停まつた。レッドブル勢が慘々だ。
ソフトタイヤ勢が一囘ストップを狙つてミディアムに交換する中、フェラーリはオーソドックスにスーパーソフトからソフトへ。先に動かざるを得なかつたのは不安材料。ボッタスはミディアムに、そしてハミルトンはベッテルの前の蓋になつてボッタスを援護する。絡め手に出たメルセデスがフェラーリの焦りを誘つたか、ライコネンの二度目のピットインで作業にトラブルが出てライコネンはリタイアとなつた。
グロージャンのマシンからパーツがポロポロ落ちてゐる。ダメージがあつたのか、根本的な強度不足か。
メルセデスのチームプレイが效いて先頭のベッテルにボッタスが迫る。殘り二周でDRS圏内まで詰め寄つたボッタスはしかし最終ラップで焦り過きたか、最後はべッテルに逃げ切られてしまつた。
ベッテルが二連勝で幸先のいいスタートを切つたが、ライコネンの件に見える樣に磐石とは言ひ難い。ベッテルは極端な先行逃切り型なので、豫選で強くレースでそれを邪魔しない戦略をどれだけ取れるかに懸つてゐる。
レッドブルの全滅もあつて十位入賞圏内には變つた顔觸れが揃つた。