ミニスーファミことニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンのインタビュー記事。
- (インタビュアー)
- あと、ファミコンのコントローラーと比べると、ボタンが4つも増えましたね。
- 宮本
- たとえば、今回のミニスーファミにも入っている『ストリートファイターII』(※8)は、業務用では3つ+3つのボタンがついていて、計6個のボタンがないと遊べないんですね。
- (インタビュアー)
- 『ストII』のためにボタンを増やしたんですか?
- 宮本
- 『ストII』のためだけではないんですけども、そのような当時のトレンドのゲームも全部遊べるようにしようということで、ボタンを増やしました。それからA・B・X・Yボタンは、十字に並んでますよね。これは十字ボタンとしても使えるように配列したんです。で、ゲームによっては、そこに10円玉を載せて遊ぶと(笑)。
アーケード版「ストII」の稼動開始はスーパーファミコン發賣の翌年なので「ストII」の爲にSFCのボタンを増やしたなどといふことは時系列として有得ない。「ストII」と同等のコンパネは初代「ストリートファイター」用としても一部存在はしたものの、當時はマイナーゲーム用の特殊コンパネといふ位置付けにすぎず、殊更に家庭用ゲーム機で再現しようといふものでもなかつた。
「ストII」とスーファミは互ひの人氣を絶大なまでに高めるのに不可分の關係ではあつたけれども、どちらかがもう一方を意識して設計されたものではなく、あくまで「ストII」を移植するのに必要充分なボタン數がSFCのコントローラーに偶然備はつてゐたといふ程度の話である筈だ。
宮本氏の言つてゐるのは「例へば『ストII』の様な多くのボタンを必要とするゲームの時代を見越してゐた」といふニュアンスであらうが、このインタビューの話の流れではをかしな認識を後に生み出しかねない。要注意である。
「打上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」昔の映畫版のDVDを買って觀た。TVドラマ版を當時觀て、これはそのブローアップなので内容は同じ。まあ懷かしい以上の感想は特にない。夜のプールのシーンの映像美は流石。
アニメ版の監督さんの、映像のコンティニュイティに對する意識が根本的に苦手なので俺はこつちでいいや。