大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

ル・マンとガルパンとサイクリング

ル・マン二十四時間レースの豫選でトヨタ小林可夢偉選手がコースレコードを叩き出してポールポジションを獲得。その走り自體は天晴であるが、ある一周をメチャクチャ速く走つたからといつてそれに意味があるかといふとそんなものはないと言ひ切つてもいいのがル・マンでもある。コースの廣さが有限である以上はグリッド順は決めなきやならんからその爲に速さを競ふ、それだけのことだ。今は危ないから採用されてゐない「ル・マン式スタート」なるものの形式が順位の意味の薄さを証明してゐる。童夢の林みのる氏の様に「我々は速い車を作る爲に參加してゐるのだから豫選タイム以外に興味はない、決勝結果なんてどうでもいい」といふ態度を取る人も居るが、その價値觀には相應の結果しかついて來なかつたのも事實。トヨタが何しにル・マンに行つたのかはこれから証明される。
ともあれ夜の決勝まではすることがなく、安城コロナでまた「ガールズ&パンツァー劇場版」の4DX上映が再開されたので久し振りに自轉車で出掛けた。4DXに必ず付く事前注意の説明が接客ロボットPepperの役目になつてゐた。しかし劇場内はPepperが何か言つても耳も貸さずにザワついたままで、係員相手なら静かになることを考へると今ひとつ良くないことの樣に思はれた。そんなことを思ひつつ映畫を觀てゐると、ボコミュージアムの入口の機械仕掛けのボコにさおりんがちやんと返事をしてゐる。うむ。かうでなくてはいかん、のか? さおりんはええ子や。
安城で「ガルパン」を觀たら隣のオレンジペコで食事するのがいつもの樂しみ。
https://pbs.twimg.com/media/DCfvFmqVYAEx3YB.jpghttp://pbs.twimg.com/media/DCfradYUAAASsDH.jpg
チキン南蠻プレートと食後の紅茶をいただいて、腹ごなしに安城豊田サイクリングロードを北上し、矢作川明治用水頭首工まで走つた。サイクリングロード自體が明治用水「そのもの」なのである。

六十五キ口程走つて歸宅、夜を待つてル・マン二十四時間レースをスタートから生觀戰。今年はJ Sportsが日本で初めて二十四時間休まず生中繼してくれる。トヨタがスポンサーになつてるから時々完全にトヨタのヨイショタイムが挾まるのは閉口するが流石に我慢せねばなるまい。