大和但馬屋日記

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モナコGP決勝

マルドナドは十番手降格に加へてギアボックス交換のペナルティで最後尾から。
スタート、出足の鈍いグロージャンにマイケルが並び、グロージャンが大きく幅寄せする形で接触してスピン。一コーナーの進入を塞ぐ位置に停まつてしまひ、小林らが巻込まれて大混乱。マルドナドはフロントを壊してリタイア。全くツイてない。グロージャンとマルドナドのマシンが排除されるまでセーフティカー。
小林はピットでタイヤをオプションからプライムに換へた。四周目にレース再開。しかし小林は七周目にガレージ入りしてリタイア。
あの混乱の際に一コーナーをショートカットした車に対して審議が出たが、あれは仕方ないのでは? マンセルがどうする気か知らないけど。
二十五周目付近で雨が来さうだといふチーム側の予想。プライムタイヤ勢はそこまでピットには入りたくない。オプション勢はどうするか。
十七周目、ペトロフが電気系トラブルでリタイア。
ライコネンのペースが悪く、行列を作る元になつてゐる。オプションタイヤの限界が来たか。二十五周目が来たが、雨はまだ来ない。プライム勢としてはもう少し雨が後になつてほしいところだらう。うお、二十五周目にベルニュがファステスト。
ライコネンがたつぷり空間を空けてくれたので、二番手ロズベルグがピットイン。雨までをプライムで繋ぐことにしたか。マイケルはライコネンを差さうとするが、ここはモナコ
三十周目、ウェバーとハミルトンもピットイン。雨まで保たない。つひにライコネンも折れた。アロンソがピットインを利用してハミルトンの前に出た。巧い。
プライムでスタートしたベッテルがトップに立ち、自己ベストを更新。Q3を捨てた意味あつたねえ。
三十八周目、バトンから「雨が来た」と報告。ペレスにドライブスルーペナルティ、ピットインの際にライン変更を遅らせてライコネンの走行の邪魔をした件。
そのバトンがピットイン、オプションタイヤに変更。まだ路面は濡れてゐない。
四十一周目、リキアルドがピットイン。タイヤを換へてゐないのは先頭を行くベッテルのみ。
なんかマイケルが遅いなあ。あ、自己ベスト出してら。周回遅れ処理だつたのかね。
四十六周目、ベッテルが入つてオプションに交換。辛うじてハミルトンの目前、四番手に復帰。ハミルトンは舌打ちしただらう。
ロータスは「雨は来ない」とライコネンに報せた。
五十五周目、グロックフロントウイングを落してイエローフラッグ
なんかマイケルが遅いなあ。「何かわからんけど車に問題がある」とピットに訴へてゐる。その後ベルニュやディレスタを相手に無抵抗で順位を落し続ける。
六十五周目。観客が傘を使ひ始めたか。マイケルはリタイア。燃圧低下とのこと。
ずつとコバライネンに前を塞がれてゐるバトンがシケインで仕掛け様とした。それでも抜けない。以前に所属したことのあるチームを相手に、ヘイキにも意地があるのだらう。
雨滴が車載カメラを濡らし始めた。リキアルドがピットインしたが、これもリタイア。
残り十周、ホームストレート付近が濡れてきた。もうドライタイヤで走れる限界は近いと思ふが、上位は粘る。トップのウェバーから六台、それぞれのタイム差は一秒以内。どうする。
七十一周目、ベルニュがピットインしてインターミディエイトに交換。バトンがプールサイドでスピン。その後一コーナーで停まつてリタイア。
雨は上がり、ラップタイムが戻つて来た。ベルニュは賭けが裏目に出てポイントを失ふ羽目になつた。残り五周。ハミルトンに「終る直前に土砂降りくるよ」なんて無線が入つてゐるけれども。
最終ラップ、六台の行列は続く。コンディションが微妙に変る中を辛抱強くまとめて、マーク・ウェバーが六人目の今季初勝利を飾つた。ロズベルグアロンソベッテルまでが1.3秒差。ハミルトン、マッサ、ディレスタ、ヒュルケンベルグライコネン、セナまでが入賞。完走十五台、降る降る詐欺で難しいレースだつたね。
次はカナダ。夜更しレースだな。