大和但馬屋日記

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カナダGP決勝

雨のためウェット宣言、セーフティカー先導によるスタート。ウェット宣言されたことによりタイヤ交換義務がなくなり、DRSの使用は禁止となる。
四周の終了と共にセーフティカーが退去してレース開始。一コーナーと二コーナーの間でウェバーとハミルトンが接触、スピンしたウェバーは十四番手まで後退した。二台に審議が出た、その矢先にハミルトンがホームストレートでバトンに無理矢理仕掛け、接触。ハミルトンは自滅する形でリタイア。セーフティカー。ハミルトンに対して改めて審議が出された。これはいよいよ、出場停止処分も有得るな。
バトンはマシンのダメージチェックを兼ねてセーフティカー中にピットイン、雨足が強まらうといふのにインターミディエイトタイヤに変更してギャンブルに出た。
ウェバーがシフトダウンの入力に問題があると訴へてゐる。精密な電気製品だけに、防水が甘かつたのかもしれない。
十二周目に再開、バトンに対してセーフティカー中の速度制限違反によるドライブスルーペナルティ。踏蹴。
そのバトンが順調に順位を回復してゐる。バトンに抜かれたバリチェッロはすぐさまピットに入つて自身もインターミディエイトに換へた。初優勝が雨だつたルビーニョだけに、かういふ判断は早い。これを見て複数台がピットに駈け込んだ。しかし雨は強まつてゐる様にも見える。二十周目、雨足が見るからに強まつた。画面が暗くなるほどで、セーフティカーが出動となつた。インターに換へた車は止むを得ずウェットに戻す羽目に。
二十四周目に赤旗が出てレース中断、雨が弱まるのを待つ。マシンはグリッドに留まり、レギュレーションで認められる範囲のセッティング変更を行つてゐる。
メルセデス陣営はグリッド上にテントを組んでマシンを保護してゐる。用意がいいな。辛抱強くコクピットに留まつてゐたドライバー達もマシンを降り始めた。マーシャルカーがコースチェックに出てゐるが、川の中を走つてゐる様なものだな。ここまでの暫定順位。

レーススタートから二時間五十分後、やうやくレース再開(セーフティカー先導)。日本時間で五時前だよ徹夜だよ。
セーフティカー中にコバライネンのマシンにトラブル。駆動力が掛らなくなつたと。
セーフティカー退去の告知と同時にバージンがピットに飛込んでインターミディエイトに。三十四周目の終りにセーフティカーが抜け、後方のマシンがすぐさまピットに駈け込んだ。バージンのダンブロジオはピットインのタイミングが早過ぎてペナルティ対象になつた。次の周に残りのマシンがほとんどピットイン。インターに換へたアロンソがバトンと接触してクラッシュ、またセーフティカー。どこまでも荒れる。バトンはピットに戻つてタイヤとウイングを交換。最後尾。
四十周目終了と共にレース再開。小林は二番手をキープ。
四十六周目、オフィシャルよりDRS使用許可の告知。このコースは例外的に、ピットヘアピンからシケインまでの最終ストレートとホームストレートの二箇所でDRSを使つて良いことになつてゐる。小林はマッサの攻撃に耐へられるか。
五十一周目、ウェバーがドライに交換。五十二周目、小林が軽くミスをしてマッサに抜かれさうになる。これを守つたものの、間隙を突いてシューマッハーが二台をまとめてパス、二番手に浮上。シューマッハーとマッサはピットに入つてドライに変更、小林はステイアウト。これは明暗分けるかも。ピットアウトしたマッサがフロントウイングを落してゐる。
五十四周目、ベッテルや小林を始め、多くのマシンがドライに交換。小林は四番手、真後ろにバトン。すぐに抜かれて五番手に後退。さらにハイドフェルトが小林に迫り、接触。ニックはフロントウイングを落して自分で乗り上げ、クラッシュ、リタイア。デブリが出たのでまたセーフティカー。
六十一周目終了でレース再開。小林がミスをしてペトロフに抜かれた。二番手争ひの三台が熱いな。マイケル、ウェバー、バトン。ウェバーはシケインカットを繰返して順位を落した。マイケル、今回はいいブロックだ。しかしバトンを防ぐのは無理か。バトンは最後尾から二番手に浮上。ベッテルすら狙へるタイム。猛烈な追上げでベッテルに迫るバトン。最終ラップ。ベッテルがスピンした!
一度は最後尾に落ちたバトンが、なんとトップでチェッカーを受けた。二つの件で審議対象にはなつてゐるが、それはそれとして、よくやつた、凄い。
小林は最後の最後、フィニッシュライン上でマッサに抜かれ、恐らく百分の一秒以下の差で負けて七位となつた。惜しいが、結果は残した。
もうすつかり朝だよ! 寝る!

追記

バトンの絡む二つの件をはじめとするコース上の車同士の接触に関する審議はすべて「レーシングインシデント」であると認められ、一切の処分はなし。
カーティケヤンシケインのショートカットで有利を得たとのことでリザルトに二十秒のペナルティが加算され、十七位に後退して全順位が確定となつた。