大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

なんとかシャフト

げぜるまいん
‥‥吊つてきます。

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こんなネタにコメントボタン付けたら如何にもツッコミ待ちみたいで格好悪いですネ。
といふか、ゲゼルシャフトにしてもゲマインシャフトにしても、結局のところ譬へ話の類例でしかない訣ですよ、ものすごく乱暴な言ひ方をすれば。社会学用語は皆さうで、だから社会学的な言説とは「譬へ話がどれだけ上手いか」を競つてるやうなもの*1だと、私はさういう風に見てしまつてゐる。ダイアリー初期にあつた「はてなダイアリーは一刻館か」みたいな話と何も変らない。
だからといつて社会学社会学用語も否定はしないし使ひ方によつてはもちろん有用かもしれないけど、私はそれを主軸に据ゑた議論には加はれないし、さういふ議論をしてゐる人にはなるたけ注意深くあつてほしいと願ふものでありますよ、といふ話を昨日の夜中に書かうと思つてそのままにしてゐたら焚書官さんが推し進めて言うと - 焚書官の日常で同じ事を先にもつと的確に書いてしまはれたのでもう書かなくてもいいやと思つたけどやはり書いてしまはう。
とりあへずダイアリーのコミュニティがゲゼルシャフトゲマインシャフトか、人力検索はどうかといふ評価は評価としてあるだらうけど、どちらか一方(に限らず何らかの社会形態)の実現を目的化してしまふといふのはどうなんだらう。システムをどうにかすることで意図的に社会の方向性が決定できるならとつくに世の中は理想社会で溢れ返つてる気がする。だから、ぶつちやけていふと、そんなことは無理。無理を通して曲りなりにも実現された「理想社会」は曲りなりに曲つてゐるに決まつてゐて、それは歴史が証明してゐる。
はてな(の近藤さん)がゆかっちさんの「ゲマインシャフト」といふ言葉に飛びついてこれこれかういふことをしたいとコメントをし、そこからゆかっちさんがさらに考察を深めた(id:yukatti:20050317#hatenacommunity3参照)のは決してさういふこと(方向性を決めるやうなこと)がしたい訣ぢやないのだと思ふ、ただの直感だけど。運営者たるはてなが意図的な方向付けを狙つてゐるのなら、それがどちらの方向であるにせよもつと小狡くやつてゐるでせう。
それを、「近藤さんははてなゲマインシャフトorゲゼルシャフト的な意味でより良い社会にしたがつてゐる」といつた具合に理解し*2、そこに自分が普段からはてなに対して感じてゐる問題点を重ね合せて論じてしまふと、「え? いつの間にそんな話になつてんの?」と思ふ人は思ふんぢやないかな、といふのがここんとこのげぜるまいんを巡る話なのでせうか。
全くまとめにも何にもなつてないし。しかもダラダラ書いてるうちに大元のこのエントリを書く動機となつた話が終つてる*3し。やはり吊つてきます。

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えーと、「りぜるまいん」は観たことも読んだこともありませんよ。

*1:これも譬へ話であることに注意しとけよオレ

*2:勿論これはゆかっちさんのことではない

*3:これもゆかっちさんのことではない