大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

投稿型ブログの責任所在

http://kazmacky.cool.ne.jp/kinkyo/2004g.html経由でhttp://wangando.com/diary/2004/10/22/g

だから投稿型のウェブログってやなんだよなぁ。多分こういうサービスを使っている人ってローカルに自分の書いた文章を保存していないんでしょ? せっかく書いた文章を誰かの手によって勝手に消されて手元に何も残らないなんて嫌過ぎる。だから私は、システムだけは何かぶろぐっぽいものを作っても文書はテキストファイルに書いてそれをアップロードするという形をとるんだ。

なんだか異なる次元の話が一緒くたにされてゐる印象がある。

  • 投稿型ブログ
  • ブログスタイルの独自システム
  • FTPでアップロードされるHTML文書

といつたWEBサイトの仕組に関らずアップロードした文書が削除される可能性の有無は常にリスクとして付きまとふし、手許にバックアップの文書を残しておくかどうかはまた別の問題だ。
投稿型ブログであらうとプロバイダのサーバスペース貸出しであらうと、内容が規約に抵触するものであれば全削除といふ目に遭ふ可能性は無いとはいへない(その是非についてはここでは不問)。それが嫌なら自前のWEBサーバを立てるしかない。
投稿型ブログを嫌がる人は判で押したやうにローカルに自分の書いた文章を保存していないことを理由の一つとして挙げるけれども、せっかく書いた文章を誰かの手によって勝手に消されたくないならばローカルに自分の書いた文章を保存しておけば済むだけの話ではないか。
私ははてなダイアリーライターはてダラ猿を使つて更新を行つてゐるので基本的に手許に文書が残つてゐる。それ以前にこれらの有難いツールが登場する前から、基本的にローカルのテキストエディタで文章を書いてから投稿フォームにペーストして更新してゐた。同様にしてゐる人は決して少なくはなかつただらう。といふか、さういふニーズが大きいからこそはてダラのやうなツールを作る方がゐるのだし、使つてみて「便利だ」と喜ぶ人がゐるのだ。
だから、この種の意見を目にして思ふのは投稿型ブログを嫌ひといふために理由をこじつけてゐるやうにしか見えないといふことで、まあ嫌ひなものを好きになれとは思はないけれど、少なくともその理由は些か筋違ひですよと言ひたいわけです、はい。
端的に言へば、消されて困るやうなものをバックアップしておかないのが悪い。そんだけのこと。