大和但馬屋日記

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アメリカGP決勝

決勝前の國歌獨唱に合せて飛來するアパッチとチヌークの編隊。何だらう、ヘリの世界は長いこと進歩してゐない樣にも見える。勿論中身は新しいのだらうが、チヌークの原型機はまだF1が葉巻型でジム・クラークが活躍した頃に初めて空を飛んでゐるのだ。

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スターティンググリッド、上位がスーパーソフトとウルトラソフトに分れてゐる。

スタートでウルトラソフトのライコネンがトップに躍り出た。高速S字區間で多重クラッシュが發生。ルクレールグロージャン・ストロールアロンソが關つた模様。ベッテルはリキアルドとバトルの末、單獨スピンで後退。接觸はなかつたと思ふ。

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序盤のクラッシュでグロージャンアロンソがリタイア。原因を作つたストロールにはドライブスルーペナルティが科された。

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リキアルドが電氣系トラブルでリタイア。黄旗が出され、すぐバーチャルセーフティカーに變化した。ハミルトンはこのVSCを利用してタイヤ交換、おそらく二囘ストップ作戰に。

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VSCが明けてハミルトンがライコネンに詰め寄る。ライコネンは何とか逃げ切つてタイヤ交換。その後のペースがベッテルより明らかに良いので、今囘はチームもライコネン優先のオーダーを出してゐる模樣。

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早々にタイヤを交換したハミルトンはタイヤがどうにも保たず、やはり二囘目のピットインを餘儀なくされた。これで優勝の目はなくなり、チャンピオン獲得も次戦以降に持越しとなりさうだ。

終盤、フェルスタッペンとハミルトンが激しくバトル。珍しくハミルトンがミスをした。最終ラップ手前ではベッテルがボッタスを拔いて四番手に浮上。今囘はメルセデスがやや精彩を缺いてゐる。

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ライコネンが實に久し振りの優勝を決めた。チームが正しい仕事をして勝つ。これがいつも出來てゐたならばベッテルもここまで苦しまずに濟んだらうね。

シャンペンファイトを始める前に先づ口をつけるライコネン。まあ、かうでなくてはね。面白いレースを有難う。