晝間舊友と會ふ待合せの時間潰しにコーヒースタンドに寄つたら、そこで出されたのがハンドドリップの薄すぎるコーヒーだつた。カップの底まで綺麗に透けて見える薄茶色の湯。ペットボトルの麦茶の方がまだ濃い色をしてゐるだらう。かういふのをいただいてもコーヒーを飲みたい氣持が滿たされるどころか逆に飢えてしまふので勘辯してほしい。
さてベルギーGP決勝。スタート直後に多重クラッシュが起り、四臺がリタイア。ヒュルケンべルクがアロンソに追突、彈かれたアロンソが宙を飛んでルクレールの頭上を乘越えて行つた。ヘイローが無かつたらルクレールの頭がどうなつてゐたかわからない程、近年稀に見る危ない事故だつた。
セーフティカーが明けると、四臺の内の一臺リキアルドはリアウイングの交換でコースに戻つた。
ライコネンが誰かにリアタイヤを切られてバースト、マシンに深刻なダメージとなつてリタイア。ポールを獲つてればこんなことにはならなかつたらう。
It's a shame @ScuderiaFerrari! pic.twitter.com/oLobqWL7D8
— Kimi Räikkönen #bwoah (@Kimi7iceman) August 25, 2018
まさにこれ。チームに足を引張られてる。
丁度半分を消化して、ハミルトンとベッテルが續けてピットイン。ベッテルが首位を守つてゐる。
ハートレイとエリクソンが拔きつ拔かれつ。DRSが使へるとしても、スパでフェラーリと拔合ひができるまでにはなつてるのか、ホンダ。リキアルドは二周遅れを囘復する目途が立たずにリタイア。セーフティカーでも待つてゐたのだらうけど。
後は特に何事もなく、べッテルが久し振りに力でハミルトンを制して優勝。ずつとかういふのが出來てればいいんだけど、今のフェラーリには難しい。一方のライコネンにやらかしたミスなどを踏へるとね。まあ少しは終盤に希望を持たせて下さいな。