大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

鈴鹿とモナコと

鈴鹿8時間エンデューロ2017春SP。
http://pbs.twimg.com/media/DA3ZPpBUAAAxsP6.jpg
今日はとにかく西風が強い。ホームストレートも西ストレートも登りの向ひ風なので絶望しかない。一周平均十二分以内を目標として、それは則ち平均時速三十キロ以上必要なところ、全區間で唯一平坦な立體交叉上で三十キロが出せないのだから氣持ちで負けてしまふ。

スティントタイム
19:44.509
10:35.380
12:23.627
210:43.334
11:39.036
12:31.925
311:17.742
12:29.541
13:01.763
411:30.075
12:59.776
512:59.322
12:27.573
平均タイム11:52.585
後で計算してみたら辛うじて平均十二分は切つてゐたけれど、序盤の稼ぎが大きかつただけで後半が駄目すぎた。嚴しい。

一番良かつた周囘のVR動畫。VR再生はYouTubeに飛んで。スプーンで救急車が右後ろに現れる邊りが面白い。
さて體力も盡き果てて家に歸ればモナコGPの決勝、スタートして三十分後邊りからの觀戰。ポールのライコネンはトップのまま。三番手ボッタスと四番手フュルスタッペンがピットを絡めて順位を爭ふも、レッドブルのクルーがコンマ數秒手間取つた爲にボッタスが前へ。續くリキアルドがピットストップでその二臺を拔いたものだからフェルスタッペンは四文字語を連發して惡態を吐いてゐる。面白い。
ベッテルもピット作業でライコネンの前に出た。周囘遅れに引掛かつてペースを上げられなかつたライコネンは氣の毒といふ外ない。この竝びになるとどうしてもベッテルライコネンの差は少しづつ開いてしまふ。モナコの道幅といふアシストがなければライコネンではベッテルを抑へこめないのだ。
六十周目、バトンがワーレインを拔かうとインに捩じ込んでタイヤ同士が接觸、乘上げる形でワーレインがポルティエ出口の壁に横轉して貼リついた。見るからに危ない状態だつたがワーレインは無事マシンを降りたので―安心した。これがインディカーだつたら乘上げは起きなかつたらうし、この貼付きで今後採用豫定のドライバーの頭部保護デバイスが有效だつたかどうかも判らない。パスカルはただ幸運によつて助かつたのだと思ふ。この事故で出たセーフティカー中にエリクソンが第一コーナーでスピンしてリタイア、レース再開直後にバンドーンも同じ場所でクラッシュ。事故多し。
そんなアクシデント續きのレースをフェラーリがワンツーフィニッシュで制し、三位にリキアルドが入つてメルセデスが表彰臺に上れなかつた。コース上のインタビューの進行係としてニコ・ロスベルクが登場。半年前までの當事者ならではの氣安さでズケズケと話を訊くのが面白かつた。
それにしても、表彰式で樂しさうにイタリア國歌を合唱するフェラーリクルーを見ると劇場版「ガルパン」のアンツィオの三人を思ひ出してほのぼのしてしまふよね。
アンツィオといへば今日、鈴鹿のピットスタンドの階段でアンツィオジャージの人とばったり出遭つて、あちらはこちらの大洗ジャージに目を留めてお互ひ「おッ…(ニヤリ)」みたいになつたのを思ひ出したよ。