大和但馬屋日記

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データなし

F1カナダGP決勝。スタートで三番手から首位に躍り出たべッテル、ペース的にはそのまま余裕で勝てさうだつたけどタイヤをウルトラソフトからスーパーソフトに交換、今回はソフトタイヤに使用義務がある*1ので必然的に二回ストップに。例によつてスタートをしくじつたハミルトンは一回ストップで首位に出る。ベッテルは二回目にソフトに換へてからハミルトンにある程度詰め寄つたが脅かすまでは至らず。うーん、一回ストップだつたら余裕で勝つてたが、さうする訣にはいかなかつたのか。スピ一ドでは全く引けを取つてゐなかつただけに、タイヤに対するシャシー特性についてのチームの考へ方の差がそのまま結果に現れた感じだ。面白かつた。
スタートでハミルトンに上手いこと弾き出されたロスべルクはいいところなし。スピードはあつたものの後方に埋もれ、最後の最後にフェルスタッペンを抜かうとして自滅のスピン、五位に終つた。ここに来て「いつものロスべルク」が戻つてきてしまつた様で、踏張らないといけない。
表彰式前の控室でハミルトンとベッテルが和やかに雑談してゐるのを聞いてゐると、スタートで何があつたのかを話してゐる模様。ハミルトンが一コーナーでニコを押出したのは本意でなく、どアンダーが出てどうしやうもなかつたんだとジェスチャーで示してゐた。ベッテルも負けたけど機嫌は最高な様子。表彰台のインタビュアーはマイケル・ダグラス氏。普通にF1に詳しい感じの話し方だつたね。

*1:今季のレギュレーションでは二種類内至三種類のタイヤセットから最低二種類を使用する義務があり、さらにその内指定された一種は必ず使用しなければならない。レースにどのタイヤを何セット持ち込むかは出走する車毎に予め届出る必要があり、その内容は公表されてゐる