大和但馬屋日記

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yms-zun2012-06-03

DSiウェア洞窟物語」の配信が2012年6月6日の午前9時59分を持って終了といふ話を得たのでそそくさと購入。開始から半年足らずで終了となる事情についてはよく分らないが、別会社から3DSパッケージソフトとして発売される「洞窟物語3D」と無関係ではないのだらう。しかし元々PC用の無料配布ゲームであつたものを、既存の配信タイトルを廃止してまでパッケージで出されても、プレイヤーとしては何一つ嬉しいことなどない訣で。パッケージ版の売りである3Dアレンジ自体の是非はともかく、「いっき」やら「ドラゴンスレイヤーIV」やらのファミコンタイトルとのコラボとかプリニーが出てくるらしいとか、販売会社が余計な要素を付加へまくるらしいといふ話を聞くと、なんか、ねえ。自社開発でないタイトルに、自社コンテンツでない別のタイトルを「コラボ」と称してくつ付けてパッケージのボリュームに仕立てて売るといふのは、如何にも上場企業のホワイトカラーが決算報告書の埋め草のために考へさうなことで、オリジナルがインディーズであることも考へると「安い仕事だなあ」と思つてしまふ。何といふか、ちやんとモノ作らうよ。
で、俺と「洞窟物語」だが、昔話題になつた頃にPC版を遊んだことはあるのだが、そもそもPCでゲームをするといふ行動が俺にとつてはイレギュラーだし、職場のPCにインストールしたこともあつて序盤で放つたらかしにしてゐたのだつた。DSi版を始めたら徹夜で終盤まで進めた。正直インディーズだからと侮つてゐたが、成程面白い。これはちやんと作られてゐるモノだ。他タイトルの「コラボ」なぞ文字通り蛇足でしかない。そんなことをしても誰も喜ばないだらう。