大和但馬屋日記

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前日の続き。
タブレットとしては、従来と同じペンタブレットに感圧式のタッチ入力を追加した様で、なかなか高性能な感じがする。指のマルチタッチ入力で、iPhoneを真似たピンチ操作も可能。但し対応アプリに限る。まあWEBブラウザなら普通に使へる。
しかし、今この日記をつけてゐる時の様にペンでガンガシ書き物をしてゐる状況では、画面に置いた手が誤操作を招くのが難点。絵を描く時も同様。さういふ場合はコントロールパネルの「ペンとタッチ」で指によるタッチ入力を殺すしかないか。普段の「何かをブラウジングしてる時」は指で操作したいし、切換への度に一一コンパネを開くのも面倒なので「ペンとタッチ」のショートカットアイコンをデスクトップに置いておく。Gセンサで画面の回転にも自動で対応。本体横のスイッチによるロックも可。
ペンは普通にワコムクオリティ。筆圧も対応。…なはずなのだが、験しにインストールしたSAIにおいては非対応だつた。一瞬「無駄な買い物をしたか」と肝が冷えたものの、文字入力パレット上では無駄に筆圧感知してゐるのでハードウェア的には問題ない筈。しかしコンパネには筆圧に関する設定項目がどこにもないのだ。困つた。対応策をググッて調べて、ワコムのマルチタッチ用ドライバISD_DualTouch_701-8.exeを発見。これを導入して、無事「ちゃんとしたタブレットPC」となつた。
付属のペンはサイドスイッチのない簡易仕様。ここは残念だが、Thinkpadのペンがそのまま使へるので個人的には問題ない。ワコムのペンなら他にも使へる物があるだらう。本体への収納は無理になるが。
どうにも不便なのは、従来のタブレットPCの画面の周囲にあつたボタン類が一切無いことで、まあスレート型のタブレット端末としては正しいことなんだけど、やはり何をするにも不便。せめてenterキーくらゐは欲しかつた。…と思つたら、表面の右端(縦持ち時の上か下)に一つだけボタンがある。押してみたらTABキーだつた。これはこれでアリだな。SAI用には丁度いい。「判つてゐる」者の仕業だ。他のキーとしてアサインする方法は見つけられなかつた。補助用にテンキーボードでも用意しておくと良いだろう。
本体の重量は、持つた感じさう重すぎる気はしない。付属のケースに入れて使ふと倍くらゐの重さになつてしまふので、ケースは持運び用に限つた方がいいな。
手に持つて使つてゐると、ハードディスクもファンもない、フルスペックのタブレットPCといふのはやはり今までに使つたことのない感覚で、これは嬉しい。手許にある物が音を立てないといふのは、いいなあ。夏に使ふと熱が大丈夫なのかは判らない。
今回のは、「前のハードとの置換へ」といふつもりで買つた訣ではないし、やはり総合的なスペックはThinkpadの方が上なので二台併用といふことになるのだらう。しかし全く同じ環境が二つある意味があるのかどうか。まあ、しばらく使つてゐれば答へは自づと出よう。

追記:本体上面のホームボタンのアサインはTABではなくCTRL+WIN+TABださうで、SAIでは使へなかつた。2chのEP121スレッドを参照。そこで紹介されてゐた海外フォーラムのToggleTouch.exeを導入して、Homeボタンでスクリーンタッチ機能のon/offを行ふことにした。

さらに続く。