このニュースをどう受止めようかと少し困つた。喜ばしい様でもあり、やつぱりBARはBARのままかと思つたり。
しかしまあ、けんさわ氏のブログにある様に、「やつぱりF1を動かすのは少数の天才的人物」「F1チームに『顔』は必要」といふのは全面的に肯定せざるを得ず、ホンダ側からさういふ人材を提供できないのであればロス・ブラウンの起用は現状で最大限のベスト人事なのだとは思ふ。BAR時代のスティーブ・ポラックやデビッド・リチャーズの様な「顔」が、第三期ホンダには無かつたのは事実だからね。ニック・フライでは全然役者が足りない。
しかし、ブラウンの上にフライが居座り続けるといふ今後の体勢では、あまり期待はできないかもといふ気がする。フライがジャン・トッド並にブラウンを動かせる人物であれば良いのだが、とてもさうは思へない。船頭が一人増えただけで、かつホンダの日本人が居場所をちやんと確保できない様であれば、混迷の度を深めるだけだらう。
どうなりますやら。
