雨絡みのクラッシュらしい。つか、ドライバーのミスといふよりピットの判断ミスだよな。
- 雨が上つてコースが乾きつつある
- 少し早いタイミングだが雨でペースの遅かつたドライバーを交代させたい
- ついでにタイヤをスリックにしよう
- しかしピットではレインタイヤにしかウォーマーが掛つてなかつたよ、どうすんの
といふ状況で、何で冷えたスリックを履かせてまだ濡れてゐるコースにマシンを送り出すかね。その代償がトップの十九周分に及ぶマシンの修復作業時間。あーあ。
耐久レースなんだから、「敢へてスリックタイヤが温まるまでの数周を捨てる」といふ事態になつた時にそれをリスキーなコース上で行ふか、レインタイヤでもう一度出してコースが乾くのを待ちながらウォーマーで少しでも温度を上げておくかといふ判断はあつたと思ふのだけど。
まあ、サルトは一周が長いから、乾きはじめの路面にレインタイヤが保たないだらうといつた辺りで下された判断なのかな。
ドライタイヤをスタンバつておけなかつたのがそもそものミスだとして、それをカバーできなかつたのが残念。ドライバーに罪はなからう。耐久レースだもの、ドライバーに「ものすごい奇跡」を期待してる様では組織として負けてんだよ。