悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(Xbox360,KONAMI)
今週のLive Arcade配信物。あまり好きなゲームぢやないけど、まあいいやと完全版購入。800ポイント。
基本的に海外向けといふことでタイトルロゴはあくまで「Castlevania」だが、ゲーム内の文字はインターフェースも会話デモもちやんと日本語版。但し会話の音声は英語のみ。
このゲーム、昔サターン版を一通りクリアだけして、それは愛好家に言はせると全然遊んだ内に入らないさうだが、さりとて二周目以降のギミックだかを見たいとも思はずそれつきり放置したまま、はて何年だつけ。まあそんな訣なので最早「クリアした」といふ事実しか憶えてゐない。今や本当にクリアしたかどうかさへ定かではないな。どんなラスボスでどんなエンディングだつたか覚えてないもの。どころかゲーム開始直後にPCE版「ドラキュラX」のラストシーケンスをやらされることすら憶えてなかつたもの。PCE版自体はやつたことないけど。
まだSFC版初代のことはよく憶えてゐるし、ファミコン初代や「悪魔城伝説」は言はずもがな。そして最もよく憶えてゐるのは、今更書かなくてもいいよな。
そんな訣で、新鮮な気持で触れることが出来たのは良しとしよう。360のHDDによつて極めて軽快にゲームが進むのは気持いいものだ。ワシの場合比較対象がサターン版なので余計さう思ふのだらうが。PS版ならそこまで酷くなかつたのかしら。不思議なことにマップも敵キャラも何一つ憶えてないくせにポーズメニューとかがもつさりしてた感覚だけはリアルに憶えてるんだよな。
しかしまあ、改めて触れてみて、マップ構成が退屈だなあとは思つた。それあ憶えてない筈だわ。遊んでゐてすら印象に残らないもの。どうもこのゲームに関する世間の評価とワシの感想は一致するところがなくて困惑するばかりだ。
ああでも、今突然分つた。マップの構造についてつい「メトロイド」と対比させてあれやこれや考へてしまふのだけど、さうぢやないんだな。このゲーム、どちらかといふと「ガリウスの迷宮」のリメイクなのか。だとするといろいろ合点が行く気がしないでもない。たぶん気の所為だけど。
