吉永さん家のガーゴイル(11)(田口仙年堂,ファミ通文庫) - 大和但馬屋読書日記 - bookグループ
- 作者: 田口仙年堂,日向悠二
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 文庫
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それを受けての今巻はガーゴイルをはじめ被造物たちの精神的成長の話。仙年堂が書きたい路線が大分明確になつてきたかな。ただ、「おるたなてぃぶ」や「コッペ」も含めて、主題が似通つてきつつある嫌ひはある。
一巻分の物語としてみた場合、今作はちと微妙。なんだかいろいろ配慮しすぎで、まとまりすぎてて勢ひがない。取材モノの難しさが出てしまつたかな。あと、なんだかアニメ版を意識しすぎてないか。気のせゐか。アニメからのフィードバックとしてオシリスが声を出す様になつたのは悪くないと思ふけど。
次はまた「おるたなてぃぶ」らしい。個人的には「コッペ」を読みたいんだけどな。