大和但馬屋日記

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「じゅうき」と読めばよいといふものでもないが

銃姫 (5)(高殿円,MF文庫J) - 大和但馬屋読書日記 - bookグループ

本編から少し寄り道した中短篇集。酸鼻を極めた前巻から一息ついた後日談が二篇に、少し時間を遡つたセドリックとアンの物語。後日談の方は単純な息抜きとして読める。レース織には笑つた。最初はただのウザキャラだつたティモシーの成長ぶりもよい。
それにしても、最後の話はひでえよ。よくあるパターンだけどさ、つか最初からみえみえだけどさ。
あと、現代ものならともかくかういふ雰囲気の話で「真逆」とか地の文で使はれると萎える。

彼女はミサイル2(須堂項, MF文庫J) - 大和但馬屋読書日記 - bookグループ

新キャラ登場。んー、今ひとつ。
物語の根幹を為すネットアイドルのシステムが、その発想自体に今更感が拭へないのと、特にシステムを生かした筋立てにもなつてゐないのとでどうも乗り切れない。もう少し児童向けマンガのエッセンスを採り入れた方が良いのではないか。
続きに期待する理由もないのでこのシリーズはもう追はない。