大和但馬屋日記

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続・頭文字D考

# AM 『頭文字Dですが、TVシリーズでもバトルは「ある話のBパートの尻のあたりで走り出して、次の話のAパートで終了」のパターンが多いので、そんなに長々とバトルをやつてるわけでもないです。CGのシーンだけ計測すると、四、五分から長くても二十分程度で大概、決着がついてます。』

昨日のコメント欄に上記の様な意見を頂いたので、テレビ版第一期についてビデオで調べてみた。藤原拓海とメイン級のライバルとのバトルに限り、バトル開始の話数・パートを記録。スタートした瞬間のトメ絵でパートが終るものについては、次のパートからとした。
結果は以下の通り。

  • vs高橋啓介:4話Bパート→5話Aパート
  • vs中里毅:9話Aパート→10話Aパート
  • vs庄司慎吾:14話Bパート→15話Aパート
  • vs真子:18話Aパート→19話Bパート
  • vs高橋涼介:25話Aパート→26話Bパート

一番長いのはほぼ二話分を費した真子・沙雪戦、最短は最初の高橋啓介戦。2ndステージは調べてゐませんが、まあさほどの違いはないでせう。
うーん、私の印象では、ご指摘の様なパターンはむしろ少ないのではないかと思はれるのですが如何。もちろん、間の細々としたバトルを含めれば仰る通りかもしれませんが、昨日の時点でそれは除外して考へてました。説明不足で申し訳ない。
また、正味のCGシーンだけならたしかに短いかもしれませんが、間に挟まれる心理描写、ギャラリーの描写、回想シーンなどが「パートまたぎ」のための時間稼ぎに使はれてゐるといふことも含めてキャプ翼的といふことなので、そこだけ抜き出して考へるのは私の想定とは少し異なります。劇場版にしても同種の描写はありますが、それでなほ観る側の時間感覚を阻害しない工夫が為されてゐるといふことです。テレビ版ではどう見ても適当なコーナーがいくつもあつたり、五連ヘアピンのコーナー間が異常に間延びしてゐたり、ヘアピンの通過時間が長すぎたり‥‥などとその場限りの絵づくりをしてゐるのが目立つ様に思はれないでせうか。単に「バトルが長い」ことよりも、その辺の恣意的な時間操作が3Dの良い点をスポイルしてるなあ、と感じたわけです。
あ、それからもちろん、全話録画保存してるくらゐだから、好きなんですよテレビ版。