遠來の友との呑みの約束の當日にiPhoneが壞れた。野良修理屋に驅込んで事無きを得たが冷汗をかいた。これでアップルの公式サービスは受けられなくなつたが、背に腹は換へられぬ。なんててことがあつた翌日にかういふのを見た。
『MH:W』先週末に発売した非公式な攻略本に、未発表モンスターの肉質や素材が掲載されているそう。『モンハン』に限らず非公式本(著作権違反にならないよう、画像などの写真が掲載しないのが特徴)が売れてしまうと、いつか公式攻略本が出なくなります。非公式本は買わないで下さい #MHW
— MW岩井 (@mwiwai) 2018年3月5日
まあ公式本の編集者がこんなこと言ひたくなる氣持は解るけど、參同する氣は毛頭ない。著作権法違反をしてゐないなら非公式本を出してはならない法はないし、プレイヤーの欲しい情報を公式でフォローできずに野良出版に出し拔かれてゐるならそれはただの商品戰略上の失敗でしかない。メーカーの顏色だけを窺つて、讀者のニーズに應へられないならそんなもん出せなくなつても仕方ない訣で。公式情報以外は流通すること罷りならぬ、なんてエンターテインメントにあつてはならないことだ。時限アンロックなんてダサいことやつてるのがそもそも惡い。
違法でないなら非公式で何が惡い。さういふものを締出してきたから面白くもない世界が出來上つたんぢやないか。近頃ゲーム系出版人の泣き言をよく見かけるけど、見てられないな。