大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

「音」

友人に勧められてゐた「なでしこドレミソラ」を一氣に最後まで讀んだ。實に良かつた。音樂ものなので、できれば音とー緒に味はへたらと渇望する氣持になつたものの、メディア展開は望めさうもない樣で殘念。このレべルで駄目なのか…いい漫畫なのに。

音を渇望する心のままに茶屋へ走つて「ボヘミアンラプソディー」のDOLBY ATMOS上映を觀賞。劇中の音樂を聽いて「ああ、あれもこれもクイーンだつたのか」といふレべルで何も知らない自分だが(どの曲が? 全部だ)、それはそれとして凄い體驗だつた。

ULTIRAとATMOSによるライブの再現シーンは、語弊があるのを承知で言へば「LIVE AIDの會場に居たつてできない體驗」だつたと思ふ。ライブエイドはもう體驗できないけれど、今これを體驗させてくれて有難う。映畫そのものといふより、ライブエイドが淒かつた。本當に本當に凄かつた。映畫の筋や中身について何か言へる素養が全くないけれどそんなことはどうでもよかつたのだ。