大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

yms-zun2012-03-10

自分の身の回りのHDDやディスクメディアに溜まつたアニメに存在意義があるかといふと、無いんぢやないか。さう思ふと、気が楽になる。アニメに限らず番組的なものについて大体さう思ふ。畢竟「ちやんと観てゐる」といへるのは放送されてゐる時分に画面の前に坐つてゐる時だけであつて、ならばこそさういふ時にわざわざ蓄積したデータを呼出して観たりはしないものだ。
それでも昔に比べると、有料チャンネルやネット配信の御陰でリアルタイムの幅が随分と曖昧になつてゐる。例へば土日にずつとAT-Xを流しつ放しにしてゐると、同じ番組を二回から四回は見る機会があるので、まあ大抵のものは逃さず観られることになる。有難いことだ。配信にしても、「最新話のみ一週間無料配信」といふのは俺にとつては「リアルタイム」の範疇だ。それを観ないでローカルのHDDに溜めこんだとして、ではいつか観る時が来るかといふと、賭けてもいいが永遠に来ない。
で、ちやんと観る気で観られるものの本数も精々週に一本くらゐなもので、今はそれが「モーレツ宇宙海賊」なので、いいのを流してくれて有難うとどこかに感謝しておかう。