大和但馬屋日記

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ARIA The NATURAL #11

ベネツィアンガラスの運搬に指名された灯里さん。話がしつかりしてゐて、映像もそれをうまく支へてゐた。普通に良い話。アニメなりにガラス製品の表現を頑張つてゐたし、心情表現も出来てゐたと思ふ。
「この世に偽物なんてない」といふ灯里の(たぶん、ひいては天野こずえの)信念が、下手をすると「アニメの出来がどんなんでもケチをつけないでね」といふ制作者のエクスキューズに聞こえてしまふのは、まあワシの心が汚れてゐるのだらう。でもね、原作にこの話があることを踏まへてワシも原作とアニメの比較による感想を排除することにしたのだから、ガラス工房のマエストロと同じ気構へでアニメとしての「本物のARIA」を見せてください。今回の話はさういふ決意表明と受取らせてもらふよ。