もはや芸の域に達してるなあ。次はチョモランマ山頂か月面か。個人的にはSETIの一環として宇宙に向けたメッセージを発信して欲しいよ是非是非。
読書グループ日記始めました
参加申請をするだけしておいてその後放置したままのbookグループの日記を漸く始めました。id:rushtetsu:20050125#p4のご指摘はご尤もではありますが、そのあたりの解決法も同時に探りながらしばらくは続けてみるつもりです。
言及した本の情報はこちらにも記すことにします。今回のはこれ。
世界最速のF1タイヤ ブリヂストン・エンジニアの闘い(浜島裕英,新潮新書) - 大和但馬屋読書日記 - bookグループ
世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い (新潮新書)
- 作者: 浜島裕英
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 新書
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現役レースエンジニアが書いた本なので、具体的な記述は注意深く取り除かれて、漠然とした話に終始する。まるでどこかのF1雑誌に連載されたコラムを取り纏めた様な内容で、内容としては相当に軽い。故に、F1入門書としては悪くない気もする。
個人的には、近年のブリヂストンが事実上フェラーリとしか組まないことにもどかしさと苛立ちを感じざるを得ないが、この本を読むとそのことについてブリヂストンにも多少の言分があることは理解した。
今シーズンの開幕以来ブリヂストンがライバル勢に対し惨敗中の今こそが、この本を読むためのある意味ベストなタイミングなのかもしれない。
良いゲーム語りとは何ぞ
ネットの一部で盛り上がりを見せる話題を上面だけ読んだけど、どうもピンとこない。
- 書き手が誰でどんな立場か
- 誰に向けたつもりで書いたか
- それを実際に読んだのは誰か
などの組合せ次第で良し悪しの基準も変る。他のメディア(本とか映画とか音楽とか)の批評と比べることにも意味を感じない。それぞれが感じたことを書きつける、読んだ人が反応する、場合により議論が起る。それだけのことだ。
個人的には「この人がこんな風に面白いorつまらないと書いたのならこのゲームは自分には面白いorつまらないはずだ*1」と感じられるものが読めればよい。もちろんオレ自身が目指すのもその様なものだ。これを表層的に「自分用のバイヤーズガイドであればよい」などと読まれるとゲンナリするが、それとどう異なるのかを上手く説明できる言葉が今のオレにはない。オレと、書かれたゲームと、それを書いた人との関係性が重要な気がするが、書いてて自分でもなんのことだか分りません。
まあそれはさておきバンブラでもやるか。
*1:「面白い」と「つまらない」の関係がてれこになる場合もあり得る
ロケットまつり5
ペンシルロケット特集。いやもう本当にここには書けない話ばかりで面白いのなんの。取敢ず、「プロジェクトX」の内容はでたらめなので眉に唾つけて観ることを忘れない様にしよう*1。
最近は個人的に戦後の日本の十年間あたりにうすらぼんやりとした興味があり、「三鷹事件―1949年夏に何が起きたのか (新風舎文庫)」なんて本を読んでる途中でもあるのだが、そんな時代にロケット開発を始めた人達の生の声を飾らずに聞ける場に居合すことができるなんて幸せなことだ。現実問題として、もうそんな話を聞ける最後の時期にさしかかりつつもあるのだから。
次回は六月三日。万難を排して参加したい。
それにしても、旧宇宙研(ISAS)と旧宇宙開発事業団(NASDA)の間にある溝は本当に深いのだと、このイベントに参加するたびに強く意識させられる。普段脚光を浴びるのは何かと派手なNASDAの方ばかりなので、それなりに忸怩たるものがあるのかな。妬み嫉みなどではなくて、それよりも根深い苛立ちの様な何かが。
旧い組織の垣根を乗越えて仲良くするのが最善の道、である訣でもない。もともと反目する二つの組織があるのは悪いことではない。それを近視眼的なコスト削減を口実に一つの組織に統合などするから日本の行政は駄目なのだ。一事が万事で、昨今の無闇な市町村合併なども根は同じだ。