大和但馬屋日記

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ロケットまつり5

ペンシルロケット特集。いやもう本当にここには書けない話ばかりで面白いのなんの。取敢ず、「プロジェクトX」の内容はでたらめなので眉に唾つけて観ることを忘れない様にしよう*1
最近は個人的に戦後の日本の十年間あたりにうすらぼんやりとした興味があり、「三鷹事件―1949年夏に何が起きたのか (新風舎文庫)」なんて本を読んでる途中でもあるのだが、そんな時代にロケット開発を始めた人達の生の声を飾らずに聞ける場に居合すことができるなんて幸せなことだ。現実問題として、もうそんな話を聞ける最後の時期にさしかかりつつもあるのだから。
次回は六月三日。万難を排して参加したい。
それにしても、旧宇宙研(ISAS)と旧宇宙開発事業団(NASDA)の間にある溝は本当に深いのだと、このイベントに参加するたびに強く意識させられる。普段脚光を浴びるのは何かと派手なNASDAの方ばかりなので、それなりに忸怩たるものがあるのかな。妬み嫉みなどではなくて、それよりも根深い苛立ちの様な何かが。
旧い組織の垣根を乗越えて仲良くするのが最善の道、である訣でもない。もともと反目する二つの組織があるのは悪いことではない。それを近視眼的なコスト削減を口実に一つの組織に統合などするから日本の行政は駄目なのだ。一事が万事で、昨今の無闇な市町村合併なども根は同じだ。

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*1:マツダル・マンの回でも何となく感じたことだ