大和但馬屋日記

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自信を持つて言ふべきこと

SIGMA社製カメラ FOVEON(DP Merrill、dp Quattro、そしてsd Quattro)について | 僕のfoveon classic blue

シグマのカメラについての大變良い内容の記事。今まで何を讀んでも、誰の話を聞いても、判で捺した樣に同じことしか言はれないのに辟易してゐた。褒めるにしても貶すにしても。


SIGMAのカメラはとにかく「扱いにくい」「わかりにくい」「聖人のような忍耐力が必要」といったたぐいの言葉で装飾される。SIGMAが売るカメラはひたすら使い勝手がよくなく画質だけは素晴らしいというのが通説だ。はっきり言っておくが、これは記事のウケを重視しユニークアクセスを呼び込むためのいささか過剰な表現だ。他のどのカメラとも同様に、SIGMAのカメラもシャッターを切ればちゃんと写る(写らなかったら困る)。

こんな當り前のことすら俺が言つたつて誰も耳を貸しはしないのだから、他の人が書いてくれたことにただ頷くしかない。

シグマで上手く冩眞が撮れないのはシグマで冩眞を撮らうとしないからだ。

昨年のアメリカGPでも彼女等のパフォーマンスは派手に行はれてゐて、その直後のシーズンオフにあんな事を取り決めたものだからF1運營は無定見だと思つたのだが、今年も彼女等はちやんと居たのだから益々「何だそれは」と思つたのだつた。

彼女等ダラス・カウボーイズアメリカGPの地元テキサス州の誇る全米ナンバーワンチームださうで、だから勿論堂々とF1のグリッドでパフォーマンスするに値する。むしろ有難くて勿體ないくらゐだ。前に書いたことの繰返しになるが、F1運營組織は所謂グリッドガールにもチアリーダーに匹敵する樣な誇りと役割をきちんと定義すべきだったのだ。それを怠り役割を輕々しく廢止したことで、彼女等を時代に逆行する興行の副へ物でしかないと追認してしまつた。これこそが最も罪深い選択だつたと言はざるを得ない。