大和但馬屋日記

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今日のゲーム(二月十一日)

ツーリスト・トロフィー(PS2,SCEI,ASIN:B000BNBAXC)ツーリスト・トロフィー

ポリフォニー謹製、二輪版「グランツーリスモ」。
自動二輪に対するワシの興味はMakoXさんと大差ないといへば大差なく、それどころかワシは原チャリすら運転したことがない始末。せいぜいオトコノコ的に「刀が格好いいなあ」といふくらゐのもので、その刀のプラモデルを買つてきたはいいが蓋を開けてみたら梱包不良品でパイプ類はおろかタイヤすら入つてをらず、そのまま不貞腐れて放置したきりといふ、何ともお寒い状況なのでした。レースを観るのは楽しいけど、なんだかF1以上に「別世界の出来事」といふ感じが何故かするし。何故かしらん。あ、それから「JyaJya」は読んでるな。
遊んだバイクゲームは、やはりファミコンの「エキサイトバイク」に「マッハライダー」はお約束として、あとはアーケードの「スーパーハングオン」にそのX68000版、タイトーの「WGP」、ナムコの「サイバーサイクルズ」、「スズカ8hours」、セガに戻つて「マンクスTT」、「ハーレーダビッドソン&L.A.ライダーズ」、「ワイルドライダーズ」等々、て結構遊んでるではないか。まあ、遊んだ奴はどれも面白かつた。
今まで名高い「MotoGP」シリーズにも手を出さなかつたのはプレステの「Castrol HONDA VTR SuperLite 1500シリーズ」があまりに難しくてつまらなかつたことでなんとなくジャンルへの忌避感が芽生えてしまつたからで、なのに今回なぜ「TT」に手を出したかといふと、candoさん情報で「お金の概念がない」と聞いたことと、MakoXさんの動画を見てしまつた影響。刀以外のバイクにあまり興味はないけど、刀に乗れるならいいや。
で、とりあへず、セーブデータを作れない環境なのでクイックアーケードモードで走つてみた。マシンは初めてのくせに身の程知らずにも1100ccの刀。コースもPS2になつてからの「GT」シリーズを殆ど走つてゐないので、勝手知つたる鈴鹿でGO。
‥‥
わはは、すべてのコーナーで転んでますぜ旦那。何が「勝手知つたる」か。格好悪い。つか、さすがに鈴鹿は無茶過ぎた、てんでラグナ・セカに変更してしばらく頑張つてみた。
視点はライダービューで、ライディングフォームはリーンイン。ギアはもちろんマニュアルで。全然ひとのアドバイス*1を聞いてないですね。すみません。でもどうしても、乗物ゲームで自分の姿が見えるのは駄目なんですハイ。
それはさておき、とにかく最初は四輪のゲームで培つた経験が邪魔をして、ブレーキのタイミングもラインの取り方もコーナーに入つてからの動き方も滅茶苦茶な状態が続いて仕方なかつたのだけど、だんだんコツが掴めてきた。
その掴んだつもりのコツとやらを列挙してみる。間違つてたら恥かしいけどどうだらう。

  • コーナー毎に最適な速度がある
  • その速度で抜けるためのラインがある
  • とにかくそのラインをトレースすることだけを考へる

ここまでは、二輪も四輪も関係なく当り前のこと。しかし四輪ならいくらでも誤魔化しがきくが、二輪はさうはいかない。それだけでなく、二輪ならではだと思つたのはその先。

  • あるラインを走るために最適の姿勢といふものがある
  • その姿勢を崩すと、まづ間違ひなく転ぶ
  • それを逆に考へて、理想の姿勢を維持するための努力をする
  • すると、自然に速度とラインが決まつてくる

なんか、言葉にすると嘘臭いけど、このことが分つてくると自然に転ばなくなつた。画面に表示されるコーナーごとのギアシフトのガイドにも沿つて走れるやうになつてきたし、初回プレイとしては悪くないのではないか。
一往、ラグナ・セカで出た記録は1'42.488。全然遅いタイムであらうことは想像に難くないが、まあそれはそれ。ただ、この自己ベストタイムがよりによつてコークスクリューを直進して出してしまつたものだといふ点だけが悔やまれる。まあ、少々はみ出しても転ばないくらゐには慣れてきたといふことで、勝手に良しとしよう。
今のところはゲームそのものに馴れる段階で、上達の過程にあるので、単純に面白いです。好きになれさう。


東京ルート246。見た事ある風景だと思つたら、迎賓館から赤坂見附の交差点までの下り(紀伊国坂)はよく自転車で通る道ではないか。そこから坂を登つて、羊羹のとらやを見て一直線に青山へ。自転車で上るのが大変な坂も、単車なら楽でいいなあ。神宮外苑の大きいRが難しい。
コートダジュール。見た事ある風景だと思つたら(お約束)。しかしえらく道幅が広いな。単車だからさう見えるのかとも思つたがさうでもない様だ。道幅のおかげで旋回半径も随分違ふやうに感じる。プールサイドの入り口なんかほとんど真直ぐぢやないか。ラスカスの進入も緩いから、かへつて切掛けが掴みづらいぞ。
「GT」やつてない分、どのコースも新鮮に感じられるのはこの際良いことにしよう。
オータムリンク。知つてる!! この道、知つてるよ!! 初代「GT」以来だ、ああなんて懐かしい。もう八年も前になるのか。あの後はタヒチしか知らないからなあ。

*1:id:cando:20060209:1139466457