- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: サイトロン・デジタルコンテンツ
- 発売日: 2005/10/19
- メディア: CD
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トラック1が古川もとあき氏によるアレンジバージョン、トラック2がファミコン音源による1の答合せ。トラック3は酒井良氏による別アレンジ版。
んー、期待外れ。トラック1,2は古川氏が選曲から行つたといふことで、それ自体は良いところも残念なところも含めて、いいと思ふ。ただ、アレンジ版が単なる「MIDIバージョン」といふ感じで元曲を膨らませたといへる程のものではなく、各曲の繋ぎも無難なコードを接着剤にしただけで、意外性も何もない。
十年ほど前に「ゲーム王」といふ泡沫ゲーム雑誌があつて、アーケードゲームの音源を強引に繋いだメドレーばかりを収めた付録CDを目当てに買つたことがある。それに感じた力技ぶりや「この曲をここに持つてくるか」といふ驚きなどと同じ物をこのアルバムに期待したのだけど。さもなくば、大胆にギターアレンジして古川氏が弾き通してくれたりなんかしたら最高だつたかも。
まあ、そんな贅沢は言はないとしても、メドレーの最後がただのフェードアウトで終るといふのは、曲として普通に駄目だと思ふよ。最後はきちんと締めないと。
それに比べればトラック3は選曲が渋すぎてオリジナルが分らない嫌ひはあるけれども、しつかりしたアレンジで普通に聴ける曲になつてゐて好印象だつた。
「大魔司教ガリウス」のメインBGMは、久々に聴いたけどやはり名曲だつたな。オレが遊んだのはMSXの「ガリウスの迷宮」の方だけど。サターン版の「コナミアンティークス」を押へておくべきだつた、と今頃後悔。