大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

2004-06-02

[]マクラーレンMP4-19Bをテスト

「午前中は雨のためにあまり走れなかったけれど、午後はコースが乾いてきたのでけっこう走行できた」とライコネン。「第一印象はいい感じだよ」

(略)

苦境に立つマクラーレンはこのマシンで信頼性とスピードのアップを図る。マシンは、ボディワーク、特にエンジンカバー周りに変更が加えられている。マクラーレン、MP4-19Bをシェイクダウン

正直、いきなり合同テストに持ち込んでくるとは思わなかった。隠してる余裕もないということか。

ともあれ、仮にシャシーが良くなったとしても、それで問題が解決したとはとても言えないのが現状。もしボディワーク(特に冷却系まわり)に問題があってエンジンの信頼性があの有様なのだったとしたら、まあ喜ばしいことではあるのだろうが。さてさて。

[]でもエンジンは同じ

"Unfortunately we've [still] got the same engine," David Coulthard said.'B spec' McLaren sports 'same engine'

「残念なことに、まだ同じエンジンを使うしかないんだよ」とクルサード。道は険しい。

今発売中の「F1 RACING」誌7月情報号に、マクラーレンメルセデスがなぜ低迷しているかを検証した記事がある。それを読んで、特にいまイルモアメルセデスの間に起きていることを考えると、当分の間希望は持てそうにない気がしてしまう。

音楽のランダム再生

音楽ファンの多くは、iPodを購入したり『ウィンアンプ』や『iTunes』(アイチューンズ)といったジュークボックス・ソフトをインストールしたりした直後の感想として、曲のランダムなシャッフル再生がいかに楽しいかを熱狂的に語っている。

id:mutronixさん経由*1。自分の場合音楽をMP3にして聴くといふ遊びを実践し始めたのがほんの最近で、Winampでこの様な聴き方を楽しんだりもするのだが、さうすること自体には新鮮さを感じなかつた。何故だ? と考へて思ひ出したこと。
以前(いや今も)、X68000のHDDにZMS*2ファイルをしこたま蓄へて、SX-WINDOWのプレイヤーで流したままにしてゐることがよくあつた。そのプレイヤーの名前は失念してしまつたが、当時にして今あるプレイヤーと操作面ではほぼ同じ機能を備へた秀逸なもので、プレイリストの編集もできるしランダム再生も当然できた。
溜めてゐるのは主に「電脳倶楽部」に毎号掲載されるデータで、いろいろなジャンルの曲が数十曲も揃つてゐたから全曲聴き通すには一晩くらゐはかかつたと思ふ。だから徹夜で何かの作業(主に同人誌の原稿描きw)をする際のBGMには重宝した。根を詰めた作業のBGMにはCDはよろしくない、交換のたびに手が止まるから。かといつてラジオを聴く趣味もなく(そのときは人の声が邪魔だと思つた)、それよりも「パソコンから出てくる音」それ自体が好きでならなかつたのだ。
で、数は少ないが、そのプレイリストには自分で作成したデータも忍ばせてゐて、たまたま他人の作つたデータと同じ曲の自分のデータが運のいたづらで連続して再生された時などは一人ニヤリとしたものだ。
オレが一番ホットにX68000を使つてゐた頃はまだパソコン通信には手を出してゐなかつたので、手持ちはせいぜい数十曲程度だつた。ネットでMDX*3ファイルをガンガンダウンロードしてた人などは軽く数百曲を保有してゐただらうね。ランダムプレイもさぞ楽しいに違ひない。
そんなわけで、今かうした楽しみ方が話題になるといふことがむしろオレにとつては新鮮な驚きだつた。ていふか、パソコンやその周辺機器で音楽を聴くといふことがこれほどまでに一般化するとは思はなかつた。そして気付いた時にはむしろ乗り遅れてゐるあたりが駄目なオタクぶりを露呈してゐて情けない。

*1:id:mutronix:20040601#ac0602020815

*2:X68000用の音楽記述フォーマットの一つ。システム標準のOPM形式の上位互換形式

*3:パソ通方面で主流だつたフォーマット

キーワードモデレーションシステムのグラフ表現

キーワードのモデレーション投票部分のグラフ表示について、「直感的でない」といふ意見があちこちで見られる*1
あの表示に全く違和感を覚えなかつた自分は何かの感覚が壊れてるのだらうか、といふ気さへするが、どんなものだらう。
オレの見立てとしては、1+[=====-----]-1といふ状態であつた場合に「+(賛成)」の側、つまり左側に一票を加えると2+[=======---]-1となつて左側の割合が増えるといふイメージなのだらうと思つた。要するに賛成と反対をボリュームで捉へて、票を投じた側のボリュームが増えるといふことだ。これをボリュームで捉へずに、賛成と反対の界面が左右に移動するといふイメージで捉へたり、左から右へと向ふ棒グラフのイメージで捉へると確かに直感的ではないのかもしれない。オレはこの様に考へたのだが、どんなものだらうか。
なんだか昔SX-WINDOWの「新感覚のスクロールバー」に対して「新感覚すぎて使へねーよ!!」といふ意見が大勢であつたとき、「えー使ひ易いけどなー」と一人寂しく思つてゐたことを今さら思ひだしてみたり。「新感覚のスクロールバー」がどんなものか知りたければ説明しますが、とりあへず以上。
妙にX68000語りが多いのはたぶんid:shimakenさんの記事の影響です。

追記

などと書いてゐたらすぐに表示方法が変更されたので、この項意味ナッシング。個人的には「直感的」でなくなつたなあと思ふ。
横書きの表示は左から右に読むものだ。グラフに近い側の、最初に目に飛び込む選択肢が「不要」であることが直感的といへるだらうか? オレには凄まじい違和感がある。グラフとラジオボタンで右側と左側の位置関係が交差してゐるのも変だ。これなら絶対に前の方が良かつた。
コメント欄およびid:matsunaga:20040602#p1さんの記事も参照されたし。

反省

はてなダイアリー日記に突撃すべきではなかつたかもしれない。ついカッとなつてやつた。今は反省してゐる。
内容はリファで伝はると思ふので、コメントは削除した。

*1:代表例としてid:hatenadiary:20040601のコメント欄参照

キーワードモデレーションシステムの意図

これは全く自分の想像だけど、キーワードモデレーションシステムはキーワードを積極的に削除するためのシステムではなく、むしろどんなキーワードも極力存在を許すためのシステムとして機能するのではなからうかといふ気がしてゐる。といふかさうであつてほしい。
今までは各自の日記でメンテナンスをするのを除けば、キーワードの存在を許すか許さないかの二者択一を迫られてそれが無用な軋轢を呼ぶことにもなつてゐたが、このシステムならばどんなに評価が低くてもキーワード自体は生き長らへる可能性がむしろ高くなる。キーワードで軋轢が起るのはやはりそれが「目にとまるから」であり、閾値によるキーワードの表示・非表示が設定できる様になればさうしたキーワードは目に入らなくなる可能性が高い。世間の評価と自分の価値観が概ね一致すると信ずる様な人にとつてはまさにうつてつけだらう。
オレはそんな風に考へるから、今回のシステムは歓迎したい。そして、このシステムと「キーワードの削除」はやはり切離した方がよいのではないかと思つてゐる。誤操作による二重登録や明かな規約違反のキーワードなどは評価とは無関係なので、評価による自然消滅を待つのでなく「削除」といふ意思表明が明確にされるべきだ。そして、規約に違反してゐないキーワードには存在してはならない理由はない。どんなに評価が低くてもだ。「評価が低いものは排除されてよし」とする思想は、少なくともはてなには似合はないと思ふ。

削除に関する見解。概ね上に書いた通りで間違ひなかつた模様。閾値の設定ができる様になるのをお待ちしてをります。