大和但馬屋日記

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山形米が好きだ

もう長いこと、自分で米を買ふ時は山形米と決めてゐる。基本的には「はえぬき」で、それが手に入らない時は「つや姫」だ。「つや姫」は正直「こしひかり」と大して變らないので特にこれでなくては、とまでは思はない。順序的に「はえぬき」の個性が好きだから山形米を選ぶ、といふのが正しい。しかし「はえぬき」はややマイナーなので扱つてない店が多いし、在庫がないことも少なくない。幸い近くのスーパーには常にある、筈なのだが。
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何か貝たことのない米が置いてあつた。袋のデザインは「つや姫」に似てゐる。「雪若丸」といふ新種で、「つや姫の弟分として來年から大々的に出荷する豫定のものを先行して試驗的に販賣してゐるらしい。
何はともあれ買つて炊いていただいてみたら、これは明らかに「はえぬき」の後繼であつて「つや姫」とは似てゐない。名前の通りがいいから「つや姫」のブランドを利用してゐるだけなのだらう。粒が堅くてしつかりしてゐて、おこはの一歩手前みたいな飯が炊ける。個人的には好みだが、母なんかは厭がるかもしれない。ブランドとして定着するかどうかは分らないので、あるうちに確保して味はつておきたい。
はえぬき」といへば「どまんなか」と共に秋葉原の電氣街の北端(末廣町附近)に大きなシャッターの繪があつたのを思ひ出す。二十年前の話だ。
山形県米「はえぬき」「どまんなか」の米袋用イラスト | 若泉さな絵の「ティティのつらつらな日々」イラスト日記 - 楽天ブログ
これこれ。この繪だつた。