大和但馬屋日記

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デウス・エクス・ナントカ

サクラクエスト」何がどうサクラでクエストなのか未だよく解らぬながらも樂しんで觀てゐるが、ちよつと話を轉がすのにサンダルさんを便利に使ひすぎな氣がした。この先何かが起きるにしても、丁度いい時と場所にサンダルさんが居合せて話の解決の糸口になつちやふのだらうな、みたいなパターンが透けて見えてしまふ。物語においての「見えてる神の手」みたいな。
同じ物語で主人公一味が高校生以下の子供といふ設定ならば、物語のリアリティラインをそれなりの処に押下げて、主人公達の強引さで少しばかり荒唐無稽な話の運びにしても問題はなかつたのだらうが、就活に失敗して何の後楯もない女子を主人公とした爲にさういふわけにもいかず、さりとて「何かが足りない地方都市で何かが足りない女子の群れが足りないなりに頑張る」だけでは二進も三進もいかないから、便利なスナフキン役を置いたら便利すぎた、みたいな感じがする。話を作るつて難しいよね。