大和但馬屋日記

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データなし

矢も盾も堪らずに茶屋の「ガールズ&パンツァー劇場版」に行つた。何に驅立てられてさうなつたのか解らないが、昨今のアクタスを巡る大變な状況がさうさせたのかもしれない。どうせ映畫に金を拂つたからといつてアクタスが潤ふ訣でもなし、純粹に樂しむのはもう無理かな…と思ひながら始まつてみればやつぱり樂しかつた。といふか何十囘も觀た中で一番樂しかつた。今日の大洗女子は切れが違ふぜ。最高だ。
F1メキシコGP決勝。フォーメーションラップ中、地元ドライバーのグティエレスにファン・パブロ・モントヤ氏から無線でメッセージがあつた。粹なことするなあ。ペレスとグティエレス、二人のメヒコ人がメキシコGPを走るのは初めてのことださうで。
スタート、一コーナーのブレーキでPPのハミルトンがミス、突込みすぎのオーバーランでグリーンを大きくショートカット。まあ後ろに拔かれさうになつた訣ではないから下がる必要はないか。すぐ後ろのロスベルクとフェルスタッペンもサイドバイサイドで輕く接觸してるので假令ハミルトンのオーバーランがなかつたとしても拔くチャンスはない。後方ではエリクソンとワーレインが接觸、ワーレインはリタイア。その事故によるバーチャルセーフティカーが明けてからハミルトンが二番手との差を開き始める。何もなければ壓勝のパターン。しかし改めて見ると今年のF1マシンはサスペンションが柔かいんだな。コーナーでかなりアウト側にロールしてる。ロドリゲスサーキットの高速コーナーが餘計にさう見せてゐるのかもしれない。
誰か聞き逃したけれど最高速度三百七十二キロメートル毎時を記録。モントヤの持つモンツァでの記録を大幅に塗變へた。最小レベルのモンツァの空力パッケージに對して最大レベルの空力パッケージのメヒコでこれだから、メヒコ市の標高の高さ、大氣壓の低さがよく解るといふものだ。あー、ガソリンエンジン時代は空氣が薄いからパワーが出ずにスピードもそんなには伸びなかつたんだけど、ハイブリッド時代になつてターボパワーとERSのアシストが合はさつて、空氣抵抗が少なくなつた分だけスピードが伸びる樣になったといふ訣なのかな。面白いなあ。やつぱり進化してるね、F1は。来季、タイヤとマシンの横幅が擴がつたらどうなるんだらうね。二番手を争ふロスベルクとフェルスタッペンのバトルが熾烈だ。
…といふところで寝落ちした。起きたら表彰式やつてた。