大和但馬屋日記

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蒸し暑い夕方の空気の中、ゼエゼエ息を切らしながら茶屋のイオンシネマへ。こんなに疲れ易いのは何かをかしいな。暑いだけか。
今日もULTIRAの箱で、しかし今日は「ガルパン」ではなく別の映画、「劇場版 響け! ユーフォニアム」。先週感じた「この箱で音のいい映画を観たい」といふ想ひにピッタリだつたので、期間延長に滑り込みで間に合つて良かつた。
音を楽しむといふ目的については大満足で、入部直後の「海兵隊」の時点で溜息が出たほど。サンフェスのTV版ではイントロサビしか演らなかつた「RYDEEN」がフルバージョンになつてゐたのが嬉しかつた。
トランペットのソロを決定するオーディションのシーン、TVでは作品に申し訣ない視聴態度*1だつたこともあつて「違ふのは判らんでもないがまあ麗奈の演奏の方がいいといふから麗奈なのだらう」くらゐの視方しかできなかつたのが、劇場で作中の部員と同じ様に目を閉じて両者の演奏を聴き較べれば発音の一発目で「あ」と思つて納得してしまつた。ULTIRA凄い。この為だけに観に来て良かつた。
それだけに、鳴呼それだけに、クライマックスの京都大会の演奏が。映画として、作劇としてさう演出するのは解る。それだけが唯一の正解ではないにしても、TV版同様にこの形にしたことは理解できる。ただやつぱり、TVの時から思つたこととして、自由曲「三日月の舞」をカット挿入による中断なしで通して聴かせて欲しかつたのだ。コンクールの一オーディエンスとして、最高の音で。それが叶ふかもと思つて十四キロの道程を走つてきて、「RYDEEN」でもしやと思つたのだけども、果して叶はぬ願ひであつた、それだけが残念。勿論映像として不満はないし出てゐる音は最高だし、映画を観た感想としては百点満点で千点だつたところ、もう九千点欲しかつたくらゐの無茶な願ひ。
総集編としては文句の付け様のない内容で、総集編であるが故に削落された部分はTV版を観て愛でるしかない。削落せる部分なんて殆どなかつたんだけどね、仕方ない。総集編だからとここまで観ないできたけれど、それでも観る価値を感じるほど力のある箱で観られて良かつた。その良さに気付くきつかけを与へてくれて有難うガルパン
家に帰つてオーストリアGP予選。昨日のフリーからこつち、サスペンションクラッシャーに殺られるマシンが多数。主にレッドブル印のマシンが餌食になつてゐて笑へない、レッドブルリンクだけに。
予選Q1ではクピヤトのサスが毀れ、残り一分四十秒を残して赤旗。横Gと縁石の振動でイン側のタイヤが引きちぎられた感じだつた。たぶん、「溝落し」を実際にやつたらこんな感じに毀れるんだらうな、といふイメージ。平地でさうなるのは怖いね。
で、残り時間に賭けて再スタートする車に紛れて、その必要のないタイムを出した連中も合法的にトラフィックを作るために走つたりなんかして、そんな余計なことをした一人のサインツがターボのトラブルで止つてイエローフラッグ。出走した全員のチャレンジが無駄になつた。結局、クビアトが残り時間を区切つてサインツがそれを駄目にしたといふことで、どちらもトラブルによる残念な出来事とはいヘレッドブルリンクでトロロッソが自分らの予選を台無しにしたことになる。何やつとんの。
Q3は雨スタート、しかし十二分のセッション中に乾いてドライでそこそこタイムが出てしまつた。山の天気も凄いけど、この乾きの早さは何なんだらうね。空気薄いから飽和水蒸気量も少ない筈なんだけど。

*1:タブレットに転送して自転車のローラーを回しながらの視聴