大和但馬屋日記

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データなし

夕方にコーヒーを買ひに行かうと自転車に乗つたら大雨が降り始めた。気にせずそのまま走つたら、昨日より随分楽だつた。濡れて涼しくなつたくらゐで丁度良いのだらうなあ。
F1オーストリアGP決勝。天気は微妙。タイヤに厳しい展開で、スーパーソフトとウルトラソフトに夕イム差がないかもなんて話にもなつてゐる。ソフトタイヤの使ひ方によつては一回ストップも狙へるが、それも柔かい方のタイヤ寿命次第。
その罠に引掛つたのがベッテルで、スーパーソフトタイヤで引張りすぎてホームストレート上で右リアタイヤがバーストしてしまつた。これは危ない。この事故はピレリの推奨する数字を信用できなくなる訣だから他の車の戦略にも影響しさうだ。そんな事を思つてゐたら、ピレリからは「べッテルのバーストはデブリを踏んだせゐだよ」なんて報告が。えー。ないわー。これは所謂「かうどなじやうほうせん」なのか。何の意味があるか知らんが。
実際これが動向を左右したのか、一回ストップと思はれたハミルトンが二回目のタイヤ交換、首位を走るが二回ストップ確実だつたロスベルクも後から交換してハミルトンの前を守る。追ふハミルトンはソフトタイヤ、ロスベルクはスーパーソフトで一見ロスベルクが有利、しかし残り周回数は少し多い。ロスベルクはべッテルの破れたタイヤを拾って空力にハンデも負ふてゐる。最後はコース上での実力勝負となつた。互ひに信頼できないバトル相手だけにどうなるか。
残り三周で直接バトルの体勢が整ひ、いよいよ差の詰つた最終ラップ、何事も起きない筈もない第二コーナーで案の定接触。これほど予想通りの展開もなくて、却つて欠伸が出るわ本当。結果としてはハミルトンが勝つてロスベルクは四位に沈んだが、どつちがどうぢやなくて、君等ちよつと本気で雷を落とされなあかんのとちやふかと。まあ、なんでハミルトンを二回ストップにしたかなあと考へるとやはりべッテルの事故を見てのことだらうから、序盤のタイヤに厳しいといふ読みが最後まで影響したんだらうなあ。
表彰式インタビューではハミルトンに対して大ブーイング。別にハミルトンが一方的に悪かつた様には見えないけど、まあここはドイツ語の国だからね。二人まとめてドッチラケですわ流石に。バトルをするなとは言はんがもう少し綺麗にやれ。二人並んだらぶつかるなんて予想をまんま実現せんでよろしい。素人か。