大和但馬屋日記

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無性に昔の普通の「ルパン三世」が観たくなつて、「ルパン三世vs複製人間」のブルーレイ版を買つて観た。全然普通ぢやなかつた。こんなにも尖つてゐたか、昔観た記憶も当てにならないな。マモーを演じる西村晃さんの声が大変素晴しい。自分の世代だとどうしても「黄門さま」のイメージしかなくて、たまに昔の映画の悪役なんかを目にすることはあつても、かういふ「父ちやん坊や」のイメージとは結び付かない訣で。実に良い。
絵的には後の「カリ城」を観てしまふとカーチェイスがちよつとなあ、などと七十年代の漫画映画に言ふのは酷な話で、むしろシトロエンDSのパトカーやルパンの乗るミニが辛うじてそれと判る様に描かれてゐるので良しとすべきか。シトロエンDSなんてタイヤが見えないもんだから「鉄腕アトム」の犬パトの様な未来カーつぽい。
それにしてもいい年になつてから観ると不二子はとんでもない糞女だしルパンも相当なクズだよな。次元や五右エ門がルパンを見限る気持が心底よく解つた。
「ルパン」の後は「ガルパン」。「ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート」のブルーレイ版を観た。ただただ至福。