大和但馬屋日記

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データなし

また体重を測り忘れたな。
おそ松さん」はともかく、今放映中のTVアニメの中では「コメット・ルシファー」が酷い。今まで見た中でも一、二を争ふ程に酷い。これより酷い作品は世の中に山程あるだらうけど、さういふのは大抵見ないから。これも見なくていいんだけど、何故か見てゐる。自転車でローラーを回す間に何かしら見てゐないと退屈だし、どんなに酷い作品でもローラーを回してゐる限りは時間の無駄にはならないからいいのだ。
どこがどう酷いのかについてここで時間をかけて書くのは明らかに無駄だから簡潔に纏めると、かの「デスクリムゾン」のOPデモの様な脈絡のなさが延々続いてゐるアニメといふことにでもならうか。「デスクリムゾン」といへば戦場で戦闘中に何か訣の分らない階段を見つけ、成行きで下りてみた先に三つ並んだ扉を見て「折角だからこの赤の扉を開けるぜ」と言ひながら緑の扉を開け、部屋の中にある銃を成行きで手に取るとそれは曰く付きの代物で…といふアレだ。昔のゲームのOPならこんな雑な流れでも「まあ大体さういふもの」として仕方なしと許され得るが、そのレべルの甘えた雑さで時間と金をかけてTVで流してゐるのは何なのか。ともかくも脚本もコンテも惨憺たるものだ。この作品を見て「やつてはいけないこと」と「最低限やつておくべきこと」を学ぶことができたなら、それが唯一本作が世に出た意味を持つことになるだらう。これはさういふものだ。