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アンドレア・デ・チェザリスが事故で亡くなつたとのこと。
正直、現役時代のレースシーンと言へばスクーデリアイタリアでクラッシュしてゐた姿しか覚えてゐないのだけど、それ以外ではジョーダン時代、一九九一年のどこかのGPでチェッカー直前にガス欠でマシンが止まり、自ら降りて必死でマシンを押してゴールさせた姿だけは強烈に覚えてゐる。落描き帳にスケッチしたなあ。俺がF1を見始める前にも似た様なことがあつたさうで、余程ツイてゐないのか燃料のマネジメントが下手だつたのかといふのはさておき、あの頃は「入賞」にそれだけの重みと難しさがあつたんだよなあ、と思った。
現役時代の成績はどうであれ、あのハンサムな強面を決して忘れることはない。
レース絡みで辛い話が続いてしまつたなあ。まだマイケルも目覚めてゐないのに。