大和但馬屋日記

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F1オーストラリアGP決勝。
フォーメーションラップでチルトンが動けず。さらにスタートシグナル点燈でビアンキも動けずスタート中止、もう一周フォーメーション。マルシャ二台がグリッドから消えた。いや厳しい。
スタート、可夢偉が一コーナーでクラッシュ。えええー。
公式サイトのライブタイミング、セクタータイムが表示されなくなつたのね。モバイルアプリの方はちやんと表示されてるから、つまり「金払へ」といふことか。それならそれで、PCサイトでも有料で全部見られる仕組を作れよな。モバイルだけつてのは筋が悪い。
小林に当てられたマッサもリタイア、ハミルトンとべッテルはそれぞれメカニカルトラブルでリタイア。いやはや。
ボッタスが快走してゐて、「マルティニカラーのマシンが速いと格好良いなあ、痺れるなあ」と思つてゐたら壁に当つてホイールが割れた。タイヤも外れてセーフティカー。荒れるねェ。
ライブタイミングに出るカーナンバー、今年から前年の順位と無関係にドライバーの自己申告した任意の番号が割当てられてゐる訣だけども、予想した通り分リにくいなー。誰がどのチームか、番号から類推できなくなつて面倒くさい。特に序盤戦は移籍した人の認識が難しいものだからね。
ピットでタイヤ交換した後の再発進の際、やけにホイ一ルスピンのスキール音が響くなあと思つて調べてみたら、ピットレーン内ではエンジンは止めちやつてて、ERSのみで走ることになつてるのね。道理で静かな訣だ。
あと、ギアがなんと八速も使ふことになってる。今季、ギアレシオはチーム毎に固定でシーズン中に変更できるのは一回のみ。といふことは、たぶん夏のハンガリー辺りまではクロスレシオで八速使ひ切るセットにして、夏休み明け辺りからスパ・モンツァ鈴鹿・ヤスマリーナ対策で少しワイド側にセッティングするのかな。あんまりクローズドにすると燃費に悪さうだからそんなには変へてこないだろうけど。
ハイブリッドエンジンになつたから、あんまりギア比は重要ではないのかもね。ただでさへ立上りのトルクが剰り気味だからクローズドにしても意味ないのかもな。まあ、面白いつちや面白いけど、なんかドライバーの腕以前にレースが決つてしまはないかい?
おい、モバイルの方のライブタイミング、ライコネンが居ないぞ? 有料でこれかよ。
さて結果。
ロズべルグ(メルセデス)が優勝、リキアルド(レッドブル)二位、マグヌッセン(マクラーレン)三位。二世ドライバー二人が表彰台つて、ヒル&ヴィルヌーヴコンビ以来かな? マグヌッセンのデビュー戦三位は大したものだね。
二位のリキアルドは地元表彰台。かつてのウェバーのデビュー戦五位以来、久々の地元への大プレゼント。何より、レッドブルが二位に入つたといふのがものすごい価値を持つね。リタイア七台のうち五台がルノーユーザーの中、表彰台をもぎ取つたんだから。
優勝したニコは三番手からスタートでポンと前に出てそのままブッちぎり。ハミルトンがメルセデスユーザーの中で唯一トラブルでリタイアしたことを考へると喜び半分だらうけど、トラブルがなければニコとルイスで無双なのかしらん。
四位バトン(マクラーレン)、五位アロンソ(フェラーリ)、六位ボッタス(ウィリアムズ)、七位ヒュルケンベルク(フォースインディア)、八位ライコネン(フェラーリ)、九位べルニュ(トロロッソ)、十位クビャト(トロロッソ)。
今レースでデビューした三人のうちエリクソン(ケータラム)はトラブルでリタイアしたけれども、小林よりは確実に良い仕事をしたし、マグヌッセンは表彰台、クビャトもルノーユーザーでありながら見事入賞。今年の新人はピチピチしてますなあ。若いつていいなあ。
次は二週間後、マレーシア。今回はセーフティカーの御蔭で燃費の心配はなかつたけど、次はスコールがなきやどうなるかね。ストレート二本は長いぜ? でも全開区間はそんなに多くないのかな。まあ走れば判るさ。
追記:小林のマッサへの追突はメカニカルトラブルに因りリアブレーキが全く利いてゐなかつたためとされ、ドライバーに責任はないとして処分は免れた模様。
また、二位フィニッシュのリキアルドは燃量の流量(インジェクションで吹付けられるガソリンの量のことか)が常に規定値(100kg/h)を上回つてゐたといふことで失格となった。べッテルの予選も同様で、どうもレッドブルが「やらかした」といふことの様だ。一人だけオーバーブーストだつたといふのであればそれあ速いよねと言はれてしまふので、ドライバーのためにもならない。たぶん、レギュレーションをアグレッシブな方向に解釈しすぎたのではないかなあ。
この裁定に随つて、三位マグヌッセン以降全ての完走者の順位が一つ繰上げとなつた。