大和但馬屋日記

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yms-zun2013-10-14

DP3 MerrillでF1を撮るといふ無謀な試み。
普通のデジカメに搭載されてゐるべイヤー式のセンサーに比べて、シグマのデジカメが採用するフォビオン式のセンサーは色ムラのない高解像を誇る反面、動く被写体を写すには向かないと言はれてゐる。
センサーの特性とは別に、DPシリーズのファームやハードウェアの問題もあつて、プロ用の一眼の様にオートフォーカスと高速連写で走る車をバッチリ写すのは、それは無理だ。でも、この解像度があれば。換算75mmのレンズがあれば。連写が弱くても、メモリへの書込みが遅くても、オートフォーカスが使ひ物にならなくても、結局はカメラぢやないか。撮れない被写体なんてない。単焦点でズームがないなら、被写体に近づけばいい。そのためにカメラマンエリアのチケットを買つて、ヘアピン席に陣取つた。シャッターを切ると背面液晶は表示OFFになる。連写モードにすると真黒のままだ。被写体なんて追へやしない。だつたら、DP1用に買つたビューファインダーを取付けて、28mmの視野角の中で75mmの画をイメージして追へば良い。ピントは置きピンで何とかなる。天気? 俺がこんなにやる気なのに雨が降る訣がない。事実、予報は見事に外れた。条件は全て整へた。
DP MerrillでF1は撮れる。撮れるとも。










各画像をクリックでピクセル等倍画像。重いよ。