大和但馬屋日記

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決勝日はS字、第四ターンと第五ターンの間。昨日の場所からは山一つ東。昨日の場所は電波が悪く、LTEが入らなかつた。こちらは多少マシ。西コースの方が電波が強かつた。スプーンの外側にアンテナ塔らしきものが見えてゐたのは見間違ひではなさげ。
スプーンにはサーキットビジョンはないけれど、F1 ZUMEでサーキットビジョンと場内アナウンスが配信されてゐるので何の問題もない。今後はスプーンは超オススメ。といふかF1 ZUMEが超オススメ。家に居ながらにしてピエールの実況が聴けるのだから、誰でも現地気分に浸れますぞ。
あちらこちらに場所を移して観戦してゐるのは少しお高いカメラマンエリアのチケットを買つたからだけど、カメラマン用ビブスを着けてDP1とDP3 Merrillを構へてる奴は他に居ないな。大玉長玉に囲まれて愉快愉快。ヘアピンくらゐ近ければDP3で十分だけどね。動体撮影にDPはむかないといふ定説は覆せないまでも、頑張ればこれくらゐは撮れるといふものは撮れた。
スーパーFJのレース、第四ターンでは殆どのマシンがスライドしながら抜けていく。あのタイヤ幅ではさうなるか。滑らせすぎると遅くなるので難しさうだ。ポルシェカレラカップの方が安定して見えた。
F1日本GP決勝レース。第二スティントの前半まではグロージャンが逃げ切れるのではないかと思つた。レッドブル勢に対して十分な速さがあつた。
ウェバーが早すぎる二度目のストップの後に叩き出したラップタイムを見て、グロージャンの目は無くなつたと思つた。しかしこの時は、ウェバーが変則二回ストップであるとしか考へられなかつた。だつて、ベッテルから逃げ切れるよどう見ても。
そこまではものすごく楽しんで見てたんだけど、ウェバーが三回目のピットインをした時に、あーあ、さういふことね、と白けた。まあね、チームとしては正しい戦略だつたよ。でもさあ、ウェバーがそれに従ふ必要はあつた? ベッテルとウェバーの性格が反対なら、ベッテルは二回目のピットインを二、三周は遅らせて、三回目のピットは無視したかもしれない。さうしてブーイングを受けてでも、自分の勝利をもぎ取つただらう。どうせ失ふものはないのだから。今回、ウェバーはさうしてもいいだけの速さがあつた。でもさうしなかつたから、勝てなかつた。ここ鈴鹿だけのことでなく、マレーシアでもね。
俺は、いつだつて、一番勝ちたい奴にだけ優勝する権利があるのだと思つてる。ベッテルはその権利の使ひ方を知つてる。みすみすそれを手放すドライバーには興味がないんだ。ウェバーには最後にいいとこ見せて欲しかつたなあ。