大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

アクセルワールド」最終回まで観てモヤモヤする。一個人がかういふ内容の小説を書いて受けをとることには何の異存もないが、「大人」が寄つて集つて作るアニメとしてこんな話を描いていいのか?
「幼少時に倫理観を歪められる程のトラウマを受けた悪役(一人)を、主人公達グループが完膚なきまでに叩き潰す」。話としてはそれだけだ。主人公達は中学生、まだ子供だ。よくある話だ。では叩き潰される悪役は? 主人公の後輩、つまりさらに子供なのだ。何だよこれ。これが大人の作る話か。それでいいのか。
公式サイトの煽り文句はかうだ。

いじめられっ子の主人公ハルユキ は、学内一の美貌と気品を持つ黒雪姫から《加速》の力 を与えられ、姫を護る騎士となる! 電撃文庫×サンライズの強力タッグで贈る≪最強のカタルシス≫の物語!!

アクセル・ワールド [ Accel World ]

「最強のカタルシス」とやらの正体がこれである。最低だ。倒されるべき悪役は年上、といふか悪い大人にしろよ。「間違へた子供」のレゾンデートルを叩き潰して人格を崩壊させて世界からつまみ出して、同じ世界で主人公たちがヌクヌクイチャイチャし続ける結末なんかを描いて「カタルシス」つて何だ。
こんな話作りに関はる大人は皆クズだ。サンライズはクズの集まりだ。