大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

朝から雨。夜の帰途、霙に変つた。寒いなんてもんぢやないな。

地デジ終了。もう地上波の為に金輪際金も時間も遣はない。意識を向けることすら勿体ないと思ふ。何、半年前と同じになつただけだ。初めから無かつたのだから問題もない。チューナーとHDDだけは無駄な出費だつたな。

ばむばんか惰隠洞(2011-12-01)を拝見してマキャフリイ氏の逝去を知る。分厚く重く読みにくい「竜の戦士」を読んで鼻持ちならないレサの物語に触れた後、「竜の探索」で一気に目の前が啓け、「竜の歌」でメノリは俺の嫁と思つたらどこぞの馬の骨に持つて行かれつつ、モレタの物語やベンデン達初期開拓民の話に心を震はせて、大河SFの醍醐味を存分に味ははせて頂いた。「歌う船」と併せて、底抜けに明るく前向きな、如何にもアメリカならではの強く正しく潔い物語を描く人だつたと思ふ。ずつと(少なくとも俺の人生より長い間)アイルランドに住んでたみたいだけど。笑。いて座のルクバトへ、いやさ馬の首星雲まで、心ゆくまで飛んで行かれんことを。
創作物に登場する中で嫉妬を抱くほどに共感し、しかし相手が創作物の中に居る以上手出しも叶はずただ「リア充爆発しろ」と念ずる他にない相手といへば、ナイアル・パロラン(早川的にはニール・パローラン)一人を措いて他にないことを申し添へておく。