大和但馬屋日記

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yms-zun2010-01-24

職場マシンで、長年使つてゐる「紙copi」が突然起動しなくなつた。何やつても駄目。アンインストールしてから再インストールしても駄目。わりと洒落にならない事態だ。ファイル本位でなくテキスト本位で書けて、書いたものを保存する必要すらない「紙copi」に勝るエディタはワシにはないので、非常に困る。一往販売元には問合せておいたが、たぶんこの環境固有の問題だから解決はしないだらう。
見た目だけでも似た感覚で使へるものはないかと探して「UnEditor」なるものを験してゐる。これはこれで悪くない感じだが、やはりファイルを明示的に保存しなくてはならないのが困りものだ。ワシの中に、「テキストエディタでファイルを保存する」といふ習慣はないのだ。
紙copi」においては文書の一行目がファイル名となり、以降書かれたものはそのままファイルとして確定する。「紙」で開いた文書は以後「紙」から直にアクセスできる様になる。ユーザーの目から見て、「アプリケーションでファイルを開く」といふ感覚とは随分異なる。これの何が気に入つてゐたのか今まで考へたこともなかつたけれど、他のエディタを験してみて分つた。たぶん、ワシはそこに「Opendoc」と「Cyberdog」の幻影を見てゐたのだ。
それはともかく、使へなくなつたアプリケーションを褒めそやすのは死者の思ひ出を語る様で空しいよな。褒めるなら使へてゐるうちに褒めとけ。