大和但馬屋日記

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キャリア完了

yms-zun2009-03-09


官僚の誤字ではない。実際は昨日書くべき内容だつたが、ともかくも完了。

R1耐久セブリング、何がネックだつたかといふとやはりタイヤの寿命だ。35周を二回ストップで走るには12周+12周+11周といふ割り方しか有得ず、それに合せてマシンをセッティング。やはり最初はダウンフォースを弱目にして臨んだものの、低ミューの路面でタイヤが滑るばかりでどうもよろしくない。11周目までリードを保つてゐても、12周目でタイヤのグリップが急激になくなり、ピットにすら辿り着けない。
ダウンフォースを80%くらゐつけてもさういふ有様なので、結局100%にした。コーナーでの安定感が冗談の様に高まつた。しかし、タイヤの負担は増した様で、11周目で早くもグリップを失ふ。かうなるとアクセルは前進させる装置ではなくスピンする装置になる。慎重なドライブで何とか堪へて這々の体でピットへ。途中で二番手に下がつたものの、ピット作業でこちらが勝つて何とか前で復帰。ピットに入らなかつた下位の車が目の前に居るが、無理をしないで後につく。どうせ次の周にはピットに入るだらう。
しかし前に車が居る時のワシはまるでマッサで、つまらないミスが重なつて実質二番手のライバルに抜かれてしまふ。追付かうと無理をすると泥沼なのでひたすら我慢でマイペースの走りに徹する。このスティントは二番手キープでいい。前を行くライバルも最初のスティントを11周しか走つてゐないのだから、まだ目はある。
22周が終る。前の車がピットに入る。よし、もらつた。こちらはピットをスルーして23周目に。当然タイヤは終つてゐるが、後続とは七百メートルくらゐ差がついてゐる。最悪、これに抜かれたつていい。ここを乗切れば、残りのピット回数でこちらの勝ちだ。
ベストラップより五秒も遅いタイムで二回目のピットへ。ピットアウトしたら、ライバルが前に居る。しかし御前は、あと一回止まるのだらう?
ひたすら二番手に徹し、三十三周目にライバルのピットインを確認。残り二周を生き延びれば‥‥
最終ラップ、バックストレート手前のコーナーで激しくスピン。壁へのヒットは免れたが、姿勢を立直せるか。後続の距離計がみるみる縮む。落着け。
タイヤが終つてゐるのでろくに踏み込むことも叶はず、スピードの伸びないバックストレート。最終コーナー。ここで運悪く跳ねたらおしまひだ。慎重にブレーキ。
かくして、長い長い挑戦はやつと終つた。ノーアシスト、AI難易度ハード縛りでキャリアを制覇。まさか達成できるとは思はなかつた。途中で投げ出すに決つてるぢやないかと。
思ふに、前半のほとんどの時間をペイントに費やしたのが自分にとつては良かつたのだらう。最初から本気で取組んでゐたら、絶対に途中で飽きてゐた。同じ「Forza2」のタイトルの中に逃げ場があつて、他のタイトルに軸足を移すことなく長期間触つてゐられたのが幸ひだつた。転売厨に買ひ漁られるのを嫌つて値上げの付加価値をつけるために真剣にセッティングを詰めたりとか。何がスキルアップに繋がるか分らないものだ。
とりあへず大きな目標は片付いた。でも、まだ飽きてはゐない。これからは何をして遊ばうかと考へると、まだまだやつてないことの方が多いのだから。